李登輝秘録
河崎眞澄(著)
/産経新聞出版
作品情報
正々堂々、中国共産党と渡り合った男
「日本の新聞記者が冷徹な目で、
台湾がたどった民主化への苦難の道を、
ここまで明確に綴った記事は例がない」
(台湾元総統李登輝)
日本人が「国家とは何か」を考えるには
台湾ほど大切な存在はない
【本書に登場する主な李登輝語録】
☆学生の民主化要求デモに絶対に危害を加えてはならない
☆若者が政治を変えるんだ
☆22歳まで日本人だったんだ
☆日本政府の肝っ玉はネズミより小さい
☆この国(日本)は伸びますよ。まだまだ
☆遺灰は新高山にまいてほしい
《内容》
まえがき
『李登輝秘録』出版に寄せて
李登輝
第1章
虚々実々の中台両岸関係
第2章
日本統治下に生まれて
第3章
大東亜戦争と台湾
第4章
政治弾圧時代の苦悩
第5章
蔣経国学校の卒業生
第6章
薄氷を踏む新任総統
第7章
静かなる民主革命
第8章
日本よ、台湾よ
あとがき
幻の講演原稿「日本人の精神」全文
李登輝と家族の年譜
参考文献
(巻末に「李登輝さんのご逝去を悼み」を加筆しました)
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商品情報
- シリーズ
- 李登輝秘録
- 著者
- 河崎眞澄
- 出版社
- 産経新聞出版
- 書籍発売日
- 2020.07.31
- Reader Store発売日
- 2020.07.31
- ファイルサイズ
- 26.6MB
- ページ数
- 320ページ
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この作品のレビュー
平均 4.0 (2件のレビュー)
-
「政治の世界は時に冷徹だ。理想論や感情論だけでは、国家や国民を存在し続けさせることはできない。安定と繁栄を保つことも難しい。台湾が台湾であるために、いかに台湾を存在し続けさせるか。」(本書抜粋 李登輝…氏)
香港とウクライナで起こってしまい、日本と台湾の将来に起こりうることを、李登輝氏は当時の台湾で見事に回避し国益を護っています。今こそ、歴史に学ぶ時です。続きを読む投稿日:2022.03.20
台湾…最近の日本の大規模自然災害等に対し、いち早く支援の手を差し伸べてくれた、実際に彼の地を訪れてみると(特に昭和な世代には)自らのアイデンティティを再認識させる原風景が垣間見られる等、心理的距離が急…速に縮まりつつある。
が、そんな台湾を、そして日本の対台湾政策を語るに際し、李登輝以前と以後を峻別せねばならない…と言われる。
しかしながら、昭和世代の評者は「台湾史」を少なくとも学校教育では学んでいない(義務教育の社会科では現代史は手付かずで終わらせるのが暗黙の了解だったことに加え、その現代史も大陸側の視点で記されたものだ)。多くの日本人も同様のことと思う。
本書冒頭、台湾史が概観される。すなわち、敗戦国日本は、台湾に関する領有権を放棄。本土で終戦を迎えた李登輝も日本国籍を失い、46年に台湾へ戻る。連合国側は、国民党政権の中華民国を「戦勝国」として台湾統治を委託した。前後して、中国大陸では毛沢東率いる中国共産党が国共内戦で勝利し、49年には中華人民共和国が成立する。これに敗れた蒋介石と国民党政権は2百万人もの軍人や家族らを引き連れて49年、台湾に逃げ込んだ。かつては「日本国籍の日本人」だった台湾人を政治弾圧する一方、台湾は次第に国際社会から締め出されてしまう。国民党政府により49年5月に敷かれた戒厳令が解除されるのは、実に87年7月のことである。この「独裁政権」を倒し、台湾を「民主化」に導くにあたり中心的な位置を占めたのが李登輝である。そして国民党政権の進めた極端な反日教育を改め、八田與一氏をはじめとする日本と日本人が台湾の近代化に果たした役割もフェアに評価する気運をもたらしたのも、この時代の転機によるものだ。
あとは、記憶に残った小ネタを少々。
時代は日本が敗れたのちの国民党独裁時代、極秘裏に作成されたリストに記載された若者は、米国の隠れた庇護下に置かれ、無実の罪に問われることのないようにされたという。もちろん、李登輝の名もそのリストに記されていた。
横井庄一、小野田寛郎両氏よりも後に、終戦を知らず生き延びていた元高砂義勇兵の方がおられた。
後半のビックリ…張学良の没年は2001年、21世紀を生きていたとは!
「#李登輝秘録」(産経新聞出版、河崎眞澄著)
Day232
https://amzn.to/3ieFuIP続きを読む投稿日:2020.09.09
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