1985-1991 東京バブルの正体
マイクロマガジン社(編)
,昼間たかし(著)
/MM新書
作品情報
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
なんでもアリの狂乱時代!?空前の好景気「バブル経済」
その時、東京で起こっていた現象と実際の生活、人々の意識とはどのような姿だったのか。
1章 バブルのファッションはなんかおかしい
バブルに沸いた六本木の街
DCブランドとはどんなものだったのか
終わりかけていたボディコン
女性の存在感が増したバブル時代
渋カジが象徴する次世代
今みると妙にダサいバブル時代のファッション
2章 ブーム=必死
イタ飯が定着したバブル時代
スキーとゴルフは全国民の義務だった
スポーツカーの所持は男の最低条件
合コンフィーバーが始まった
イカ天で加速したバンドブーム
パルコが牽引した渋谷のブランド化
「マニュアル」が若者を支配した時代
3章 男も女も恋に狂乱
女と付き合うことが価値の全てだった
ナンパがもっとも盛んだったこの時代
付加価値を付けるための「住みたい街」
バブル時代に「最先端」のデートスポットだった場所は
ひとり暮らしはマストである
結婚式が巨大化していく
女子大生→お嬢様→女子高生 ブームの系譜
コンビニが一気に伸びたバブル時代
4章 24時間働けますか? はい、働きました!
仕事が「遊ぶためにする」ものになった
バブル期のアルバイト事情
フリーターという存在が生まれた時代
すべてが大盤振る舞いだった「経費」
24時間働きますよ
就職活動の狂乱
ジャパゆきさんと接待
風俗産業が輝いていたあの頃
5章 勢いと哀しみのバブルカルチャー
ペレストロイカと希望 そして失望のはじまり
よしもとばななが大ブーム
オヤジギャルと中尊寺ゆつこ
悲劇的な登場となった「オタク族」
ジャンプが500万部を突破
6章 バブル再考・最高・再興
現在とバブル時代はどこが違うか
あの時代にあった精神を再興したい
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商品情報
- シリーズ
- 1985-1991 東京バブルの正体
- 出版社
- マイクロマガジン社
- 掲載誌・レーベル
- MM新書
- 書籍発売日
- 2017.05.23
- Reader Store発売日
- 2018.09.28
- ファイルサイズ
- 58.7MB
- ページ数
- 272ページ
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この作品のレビュー
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「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」
今年のサラリーマン川柳の第1位には、こんな作品が選ばれた。今では、すっかり揶揄の対象となっている「バブル」。日本中が好景気に沸いた30年前、…日経平均株価は38000円を超え、「ジャパンアズナンバーワン」「24時間戦えますか?」といった言葉を胸に、日本人が最も自信にあふれていた時代。そんな時代の姿を、今一度捉えなおそうという試みが、ルポライターの昼間たかし氏による本書『1985-1991 東京バブルの正体』だ。
いったい、なぜ今、バブルを再興する必要があるのだろうか?
まさに「狂乱」という言葉が相応しかったバブル時代のライフスタイル。男子はイッセイミヤケやヨウジヤマモトなどのDCブランドに身を包み、女子は身体のラインを強調するボディコンに、髪型はもちろんワンレン。デートには、『GORO』や『Hanako』などの雑誌で話題の(雑誌によって流行が生み出されていたというだけでも隔世の感があるが……)高級レストランにクルマで乗り付け、休日はスキー場やゴルフ場で謳歌した。2017年の今、当時のライフスタイルを列挙しているだけでも、冷笑しか浮かばない……。
しかし、本書を読んでいると、冷笑だけでバブルを語ることはできないことに気づくだろう。
当時まだ珍しかったコンビニエンスストアの業績は、バブル期に一気に伸長し、アルバイト情報誌『フロムエー』は1987年に「フリーター」という言葉を生み出した。近年では「JK」という言葉はすっかり定着した女子高生に対する眼差しが生まれたのもこの頃。85年に森信之の『東京女子高制服図鑑』(弓立社)が刊行され、93年まで改訂版が出されるロングセラーを記録する。当時の雑誌『GORO』ではこう書かれている。
「女子大生・OLがおやじギャル化し、オジサマ族の愛玩具となりつつある現在、オレたちの目は、その下の女子高生へと向きつつあるよな」(1989年11月23日号)
また、中森明夫は83年から『漫画ブリッコ』誌上で「おたくの研究」の連載を開始。89年に宮崎勤による連続幼女誘拐殺人事件が起きると、その存在が社会的に可視化されることとなる。だが、そんな陰惨な事件によって注目を浴びたオタクという存在に同調し、事件の翌年に行われたコミケの来場者数はそれまでの10万人の倍以上となる23万人を記録した。ここから、「クールジャパン」と呼ばれる現在の施策が生み出されていることは言うまでもない。冷笑とともに語られるバブルは、現在まで続く文化の数々を揺藍する場所でもあったのだ。
バブル期の雑誌の数々を読み漁り、昼間が見出したのは「現代には存在しない圧倒的な開放感と自由」だった、と振り返る。
「現代の人々が、バブル時代の羨ましさとしてあげるのは、いつも会社で経費が使い放題とか、就職活動が楽勝といった安易な部分ばかりだ。しかし、現代人が本当にうらやましいと思うことは、なんの抑圧も感じず、誰の目も気にすることのない世界が広がっていたことなのではないだろうか」
SNSで炎上が相次ぎ、人の目を気にしながら生きる現代から30年前のバブルに目を向けると、そこにはきらびやかで狂乱なだけではない人々の姿が浮かび上がってくるだろう。続きを読む投稿日:2017.05.27
様々なバイアスがかかって論じられてしまうバブルという時代の、もっと生々しい姿」を書こうという目的のもと、膨大な雑誌記事を参考に紡がれたバブル研究本。
投稿日:2019.09.29
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