- 最新巻
我が姫にささぐダーティープレイ2
小山恭平(著)
,ファルまろ(イラスト)
/講談社ラノベ文庫
作品情報
問題児のお嬢様ラライを学園の生徒会長に――ゆくゆくは王とするために執事として奮闘する貝斗。そしてラライは先日、学園の剣の祭典『剣姫祭』で大番狂わせを連発し、優勝した(ただし八百長)。だが、学園の生徒会長候補となるには、武芸、学問、芸術の三拍子がそろった生徒でないと難しい。そのため貝斗は、次に芸麗祭の文芸部門での勝利を狙うが……!? いずれ王とならんとする少女のために執事が暗躍する物語、第二弾!
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商品情報
- シリーズ
- 我が姫にささぐダーティープレイ
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社ラノベ文庫
- 書籍発売日
- 2018.08.02
- Reader Store発売日
- 2018.08.02
- ファイルサイズ
- 18.5MB
- ページ数
- 296ページ
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.5 (2件のレビュー)
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どんな謀略が・・・
クズお嬢様ラライを学園の生徒会長にするにはどうすれば良いか。武芸、学問、芸術の三拍子揃ってないと生徒会長候補にもなれない。剣姫の称号は手に入れ武芸はOK。次は芸麗祭の文芸部門にクズお嬢様を参加させて優…勝を目指す。でもラライはやっぱりクズで努力なんて全ったくしない。となると執事のカイトが策謀をめぐらす事に・・・。どんな謀略が飛び出すか。お楽しみに。続きを読む
投稿日:2018.12.27
-
このレビューはネタバレを含みます
もしかしたら本シリーズは主人を王者にするために奔走する暗躍モノと捉えるよりも、変則的なヒロイン攻略ストーリーとして見た方が良いのかもしれない
レビューの続きを読む
様々な少女をラライの為に籠絡し利用するが、将来まで面倒見て…幸福にさせるつもりでカイトが居るならば、それはヒロイン攻略以外の何物でも無い
やはりラライというキャラは恐ろしい存在だね。第一巻の感想でも言及したけど、ラライは努力はしないし才能もない。周囲が彼女のために奔走していても何もしない姿はこちらを不快な気分にさせる。しかし、それは人の尺度に当てはめて捉えた場合で有り、彼女を傲慢な神として見たならばその行いは妥当なものと感じられ、神である彼女が人を誑かし運命を歪ませてしまうのは当たり前の行いだと思えてしまうのだから面白い。
ラライは好きになれないキャラでは有るけれど、彼女がどのような高みまで昇り詰めることが出来るのか気になってしまう
第一巻では3人のヒロインを攻略したカイトだけど、今回は1人だけ。第一巻で登場したファナ達はどこかしら脆い部分があった。だからカイトもそこを狙えばあっさり籠絡することが出来た。
しかし、今回ターゲットとなるイヴは脆い部分はあってもそれは他人を想うために生じた脆さであるために、イヴだけを攻めても籠絡することは出来ない。
だからイヴを籠絡するために彼女が隠す部分を少しずつ明らかにしていく今回の構成は面白かった
読み進める中でイヴに対する印象は何度も変わっていく。第一印象は物語や本に対して狂った人物、執筆狂と表現しても良い。それが推理小説をカイトに献上される中では普通の女の子のような一面も見せ、カイトが接近すれば少女漫画のヒロインのような反応を見せる。しかし、イヴの奥底に眠るのは妹への贖罪の気持ち。だから単純な脆さだけでなく、姉としての強さも持ち合わせる
たった一冊の中でこれ程までに様々な顔を見せてくれるヒロインってなかなか居ない
又、イヴ攻略の中でリリィについての追加攻略もあった。第一巻でのリリィ籠絡はあっさりし過ぎていて、ファナやヤムニャムに比べて少しキャラが弱いように感じられた。そんな反動が有ったからこそ、本当の籠絡はこの時の為に取っておいたのかと感嘆させられた。
憧れのイヴに自分を認めさせるために幾つもの作品を書き上げ、そしてラライ派における目標まで示したリリィ。第二巻における彼女の成長は目を見張るものがあった。……その分、心身がボロボロになったようだけど。いや、半分はカイトに因るものだから逆に彼女にとってはご褒美なのか?
それにしてもカイトは絵に描いたような万能キャラだね。イヴを籠絡する中で幾つものハードルが有った筈だけど、彼の持ち前のスキルと知識によってどのハードルだって軽々と越えてしまう。
小説の作り方を知っていたり、声量の操り方を完璧にマスターしていたりと「ハワイで親父に習った」よろしく「親父の側近に仕込まれた」と主張されればどのような超常スキルが示されても許せてしまいそうになる
そして今後不安材料となって来そうなのはカイトが思わずラライと約束してしまったラライ派メンバーの行く末か。これがいずれ思わぬ落とし穴とならなければ良いのだけど続きを読む投稿日:2018.08.30
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