井上ひさしの日本語相談
井上ひさし(著)
/新潮社
作品情報
日頃何気なく使っていても意外に知らないことばかり。日本語にまつわる珍問・奇問・難問に言葉の達人がお答えします。ニホンとニッポン、どちらが正しい? 形容動詞はなぜ冷遇されるの? 当て字の歴史は? 日本製の漢字(国字)の数は? 日本語の音はいくつ? あらゆる文献を渉猟し国語学者も顔負けの博覧強記ぶりを発揮、著者一流のユーモアも駆使した日本語読本の決定版登場。
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この作品のレビュー
平均 3.4 (11件のレビュー)
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「井上ひさし」の著書『井上ひさしの日本語相談』を読みました。
「井上ひさし」が日本語に関する読者からの素朴な疑問に答える、「週刊朝日」連載(1986~1992年)の『日本語相談』をまとめたもの… ら…しいです。
-----story-------------
日本語にまつわる珍問・奇問・難問に言葉の達人が名回答。
日頃何気なく使っていても意外に知らないことばかり。
日本語にまつわる珍問・奇問・難問に言葉の達人がお答えします。
ニホンとニッポン、どちらが正しい?
形容動詞はなぜ冷遇されるの?
当て字の歴史は?
日本製の漢字(国字)の数は?
日本語の音はいくつ?
あらゆる文献を渉猟し国語学者も顔負けの博覧強記ぶりを発揮、著者一流のユーモアも駆使した日本語読本の決定版登場。
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劇作家である「井上ひさし」が回答者だけあって、「正しく、美しい」日本語を学ぶための本ではなく、ひねりを利かせた回答をエッセイ風に綴った作品です。
■ことわざ・格言は古くさいか
■親切過剰の掲示の不思議
■ニホン、ニッポン、どっち?
■「……的」の的確的使い方は?
■四大美人とはなぜいわないの
■他人のパンツでレスリング?!
■謙譲語「申す」と丁寧語「申される」
■紋切り型をどう思いますか
■「より」と「から」正しいのはどちら?
■「一番最初」「いま現在」は間違いか
■シッチャカメッチャカの由来
■万国共通の「アー」と「ウー」
■『サラダ記念日』について
■言葉遊びをする人間は異常なのか
■虫でもないのに虫偏をつけるのは?
■方言を正確に文字化できるのか
■日本語の音はいくつあるのか
■どうして「上手」「下手」というのか
■「すみません」だらけの世の中に?
■なぜ、「キラキラ」はカタカナなのか
■連語で、なぜ清音が濁音になるか
■日本製漢字について教えてください
■名詞なら何でもすり寄る動詞スル
■○○チョウと××マチの違いは?
■接頭語「小」の働きを教えて下さい
■ニワニワニワノニワトリガイル!!
■「人がいました」と「人がありました」の違い
■いまも使われる「源氏名」って何?
■祖先の清浄感覚が濁点を忌避した
■「動作名詞」が決め手のサ変動詞化
■当て字は「文化」を移しかえる力業
■もともと無理な外来語の日本語表記
■擬音語、擬態語は外国語にも多いのではないか
■ノデアル文が幅をきかせる世の中
■形容動詞が継子扱いされる理由は
■大地震をなぜオオジシンと読むか
■「自民党さん」という「朧化」表現
■「われ」「自分」がなぜ二人称?!
■異字同訓は制限・禁止でなく目安
■前提が整って生きる語尾「らしい」
■気にするな略語ばやりは時の流れ
■あて字は「見る言語」のエネルギー
■目線は視線よりも人工的で計画的
■子どもの「辞書」に必要な汚い言葉
■なんとなく「彼女」には抵抗が……
■「米」が「コメ」と書かれる理由は?
■「うれしかったです」は間違いか
■「誤用」が社会的に承認されるとき
■下手な役者はなぜ「大根」なのか
■時代で変わってきた「素敵」の意味
■「繋げていきたい」は許されるか?
■アパレル業界から生まれた「定番」
■なぜ船は「泳ぐ」といわないのか
■「……ちゃんのばか」にある敬意と友情
■いいとよいはどちらでもいいのか
■問いを作り、答えが表れる助詞「は」
■かっこの中の句点はなぜあるのか
■「形容動詞」とはいったい何だろう
■固い、堅い、硬いはどう違うのか?
■興行の最終日を千秋楽というわけ
■巻末座談会――井上ひさし氏に聞く
劇場の日本語 大岡信、大野晋、丸谷才一
知的好奇心をくすぐる作品でしたね、、、
そして、劇作家らしく、言葉への鋭い感覚と、生きた言葉に対する敬意、柔軟な姿勢が感じられました… 言葉(日本語)の用法や読み方って、その時、その時での正しい、正しくない(誤っている)という判定は可能だけど、誤っている用法も認知され、定着すると正しくなるもので、常に変化しているんですからね。
言葉って、生きているんだなぁ… ということを強く感じましたね、、、
新しい使い方を否定するんじゃなくて、肯定しつつ、上手に使って行くことが大切かな… と思いました。
国語力、日本語力が身に付いていれば、もっと愉しめたのになぁ… ちょっと残念、、、
でも、それなりに愉しめました。続きを読む投稿日:2022.09.12
同シリーズの雑学要素たっぷりで勉強にもなる大野晋版と読み合せると、この井上版はどちらかというと読み物として面白い。
残念なことにエッセイとして良くできているので書かれてあることがそのまま馬耳東風になっ…てしまい、知識として定着しないところ。
一答ごとに膨大な資料を使って、一文字あたりかなりの金額になっていそうなものだが、どこかその偏執的な書物収集癖を正当化しているようでもあり。
とりあえず井上ひさしの国語関連ものエッセイはこれで打ち止め。続きを読む投稿日:2021.06.17
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