松下からパナソニックへ 世界で戦うブランド戦略
大河原克行(著)
/アスキー新書
作品情報
「松下」という名前を手放す……。それは世界で戦うための創業90年目の決断だった。 2008年10月1日、未曾有の世界的不況という大嵐のなかでの出航となった新生”パナソニック”。社名変更、ブランドの統一、構造改革。これらが創業90年目以降の同社の成長を左右する。通期の大幅赤字や三洋電機買収などのトピック、大坪社長インタビューを交えつつ、世界企業パナソニックのブランド戦略を丹念な取材で浮き彫りにする。
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この作品のレビュー
平均 4.0 (4件のレビュー)
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名前に託した思い
欧米で「松下電器に勤めています」と言っても、「それ何?」だが、
「パナソニックに勤めています」だと「すごいね!」になるらしい。まあ、そうだろう。
松下が社名をパナソニックに変えた理由の一つが、こうし…た欧米での伝わりやすさであるが、それだけではない。
グローバル化、というが、具体的に何をすることがグローバルなのか。
欧米の基準に統一することがグローバルなのか?
本書を読んでいると、そうではないように感じる。
確かにPanasonicというグローバルな(?)名前に「統一」しているのだが、それは「画一化」ではないのだ。
日本とヨーロッパでは求められるものが違う。だから違う目線で考えなければならない。
そのあたりの具体的な取り組みが紹介されていて、「グローバル企業」というのが非常に地に足のついたことの繰り返しであることがわかる。
また、中国の例も個別的であるがゆえに「グローバル」な話だ。
中国では一般的に、会社名は感じで書く。索尼(ソニー)のような音訳、微軟(マイクロソフト)のような意訳が多いが、
パナソニックの場合、松下電器という立派な(?)漢字名があるので、それを捨てるデメリットは大きい。
また、欧米に比べて松下幸之助の知名度が高いため、結局、Panasonic松下電器という形になった。
これは、「社名は基本的に漢字表記」という中国の慣習、また中国における松下幸之助の知名度を考慮に入れた柔軟な決断であろう。
パナソニックという言葉の由来はPAN(あまねく)+SONIC(音)で、「松下電器の生み出す音が、世界に届いてほしい」ということらしい。
音は聞こえればいいというものではない。「届く」ということは、「受け入れられる」というはずだ。
どんな「音」が心地よく受け入れられるかは、地域によって違う。
そこを工夫するのがパナソニックの社員の仕事なのだ。
2008年、経営的にどん底であった頃に、このように社名を変更した松下電器。
大坪社長のインタビューも収録されており、パナソニックが社名に託した思いを感じる本。続きを読む投稿日:2014.10.07
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2008年10月にパナソニックへと社名を変更した松下電器産業。
社名変更の経緯と今後の目指すべき方向性について、大坪社長以下のインタビューを交えながら紹介している。
ビエラリンク、eco、憧れのブラン…ド、海外事業等が本書のキーワード。続きを読む投稿日:2012.08.30
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