自動車保険の落とし穴
柳原三佳(著)
/朝日新聞出版
作品情報
あってはならない保険金支払いのミス。「氷山の一角では……」と著者は疑う。「十分な保険金が出ない」、「保険証券を取り上げられた」……。被害者から悲痛な声が上がる一方、儲からない特約は会社側の都合で知らぬ間に姿を消す。自由化を突き進めた10年がもたらしたものは何か。気鋭のジャーナリストが実例をパターン別に紹介、業界の「体質」を問い、「罠」にはまらない知恵、「万が一」の時に備えた知恵を伝授する。
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- 自動車保険の落とし穴
- 著者
- 柳原三佳
- 出版社
- 朝日新聞出版
- 書籍発売日
- 2008.06.30
- Reader Store発売日
- 2010.12.01
- ファイルサイズ
- 2.3MB
- ページ数
- 207ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.4 (8件のレビュー)
-
保険と名のつくものはたくさんあるが、自動車保険だけは正直補償の種類ぐらいしかわからない。もう少し自動車保険について知りたく、この本を手に取った。しかし期待したものと逆の意味で大きく期待を裏切られた。自…動車保険がこんなにもずさんな保険とは知らなかった。
自動車保険の加入審査は、生命保険と異なり簡単だ(一部の生保で無審査加入できるものもあるが)。それだけに、支払い時は「適正」という名のもと、減額や支払い拒否が頻繁に発生しているという。人身事故であれば、重度障害や死亡などケースも深刻で金額も大きい。普通に考えても、保険会社が支払い額を減らす方向に向かいがちになるのは想像に難くない。
また、補償内容がわかりずらい。例として「無保険者傷害保険」があげられている。「無保険者傷害保険」は名称はひとつでも2つの補償タイプがある。ひとつは「被保険者自動車搭乗中」の補償をするもの。もうひとつは「被保険者自動車搭乗中および歩行中・自転車乗車中」の補償をするものだ。例えば、車のチェーン装着中に車に跳ねられ死亡したケース。前者のタイプの保険に加入していた場合、保険金は支払われない。しかし、一般的な保険購入者にとって「無保険者傷害保険」は無保険車の車両に跳ねられたら場合を補償するものであり、必ず保険が支払われると思っていないだろうか。保険会社にとってみれば当たり前のことでも、事前に細かい説明を受けているわけでもない加入者にとってみれば、話しとちがうともめる要因になるだろう。
支払い基準もあいまいだ。例えば介護補償など、「二十歳の寝たきりの年間死亡率は10%なので、余命は0年だから10年分を支払います」などの示談が行われるケースもあるという。どうやって余命10年と決めたのだろうか。寝たきりの人の余命などひとそれぞれちがうのではないだろうか。それなのに示談で提示された額にそのまま印を押すのはやはりおかしいと思わなくてはいけない。
結局は、自己防衛でしか対応は図れない。
だからこそ、多くの被害者の取材をおこっなってきた作者が教訓として得た、自動車保険の賢い入り方、泣き寝入りしないために証拠写真をとるなどの知識は、自動車を運転する者の義務として知っておかなければならないと思う。
読むのはつらい内容だ。しかし読んでおかなくてはいけない内容である。続きを読む投稿日:2010.12.09
損保の払い渋りについて、実話を題材にいろいろと書いてある本。
支払額を抑えた人は表彰されるとか、なかなかに酷い損保会社の実態が語られている。
保険はかけていても、被害者になれば相手の保険会社が敵になる…。
事故に遭わないのが本当に一番なんだな…としみじみ。続きを読む投稿日:2019.03.30
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。