魔術モノ嗜好さんのレビュー
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ゼロ秒思考
赤羽雄二 / ダイヤモンド社
自分の考えがまとまらない人にお勧めの汎用的ノウハウ。頭が良くなる習慣を得られます。
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自分の考えがまとまらない人にお勧め。
筆者が言っていることは単純です。
1枚のA4用紙に考えたいことを、箇条書きにしてまとめろ。
そうすれば自ずと答えが見えてくる。
考えがまとまってくる。
…そんな馬鹿なと思う人もいるかも知れませんが、実際言葉として
書いてみると、頭の中が結構整理されてくるものなんです。
悩みなんかも言葉にして書くと、客観的に冷静に考えることが出来て、
何だ、これだけか。明日謝ればいいや。と思うことが出来る。
仕事のタスクが貯まってしまっても、やらないといけないことをTODOリストという
形でまとめればそれでOK。一つ一つ後は進めるだけ。
仕事、プライベート、人間関係、悩み、問題、様々なものに対応出来る汎用的ノウハウだと思います。
■こんな人にお勧め
・頭の中だけでは、自分の考えがちゃんとまとまらない。
考えがぐるぐる駆け回ってしまう。
・誰かと喋れば考えがまとまるけど、一人だとまとまらない。
→書けばいい。
・頭が良くなる習慣を身につけたい
・今、悩みがある。
続きを読む投稿日:2014.05.18
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空の境界(上)
奈須きのこ / 講談社文庫
Fate原作者の奈須きのこが放つキャラクターも魅力、物語の面白い、いうことのない傑作。
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Fate原作者の奈須きのこが放つ同人時代の作品。
もの凄く売れたのか反響があったのかは私は知りませんが、相当有名な本みたいです。
上巻の頭は、いまいち世界観に入り込めずピンとこなかったのですが、徐々…にがっつり心掴まれました。
TypeMoonの世界観はすべて同一の軸というものがありますが、それの根幹が見えます。
キャラクターも魅力、物語の面白い、いうことのない傑作。
内容は、伝奇もの。
現代を舞台に奇妙な事件が起こり、それを解決していく物語です。
独特な用語や設定を駆使した世界観(直死の魔眼、魔術の根源とか)と、魅力的なキャラクター。
<お勧めする人>
Fateが好きならまず買い。
中二設定大好き。
異常事件解決ものが好き。
複雑設定大好き
ややこしい話が好きでなければ、お奨めはしませんが、(けっこうややこしいです。設定も)
まずは上巻だけでも読んでみては?
続きを読む投稿日:2013.11.12
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進撃の巨人(11)
諫山創 / 別冊少年マガジン
先に進めば進むほど面白くなってくる。出汁の利いている日本食のような
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進撃の巨人。人気があると聞いて、早速一巻を買ってみたけれど、
どうも好きにならぬ。
しかし友人やよくいく美容室の人からも面白い!と絶賛されて、とりあえずReaderで
2巻~5巻まで購入し、一気読…み。
だんだん面白くなってきた。
最初はグロさが目立っていた「巨人」だったが、巻が進むにつれて、ミステリー要素も
強くなってきて、巨人とは何なのか?
あれは?あいつの正体は?
みたいな感じでどんどん巻を読み進めてしまい、結局発売日に11巻も買ってしまいました。。
続きを読む投稿日:2013.10.03
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ノラガミ(1)
あだちとか / 月刊少年マガジン
現在を舞台とした和風ファンタジー!女子中学生視点の
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現在を舞台とした和風ファンタジー!女子中学生視点の漫画です。
アニメ化されて今絶好調ですね、今。
ちょっと特殊な女子中学生と、ちょっと抜けた男(フリーター風)の神が織りなす物語。
短編で神が受けた…トラブルを解決していくという
結構王道なストーリー構成で、安心して楽しめます。
神が受けるトラブル、といっても現在の問題なので、いじめや水回りの解決など、
神が解決する問題は多岐にわたります。
単にミステリーチックに解決するというよりは、フリーターの神は武神らしく戦闘もばっちり。
続きを読む投稿日:2014.02.02
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陰獣
江戸川乱歩 / 角川文庫
江戸川乱歩の中編。50年前に描かれたとは思えない・・
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江戸川乱歩の中編。50年前に描かれたとは思えないです。
描写のなかに、隅田川の船とかぴんとこないところはありますが、事件の二転三転するところは
現代ミステリーよりレベル上。
いまと大きく違うのは、…割と描写があっさりなんですね。
淡々と事件後に日記のように記録しているような雰囲気。
それでいて乱歩独特の陰湿な雰囲気というのは、非常に出ている。当時はエログロ作家という扱いだったそうですが、
今から考えれば、作家の味、としか思えませんけどね。
続きを読む投稿日:2015.10.11
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四月は君の嘘(11)
新川直司 / 月刊少年マガジン
のだめカンタービレみたいなのをイメージしていたら違った。これはピアノは付属品でしかない
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四月は君の嘘は、1巻から11巻(完結)まで読んでこそ意味がある漫画。
1巻を読んだとき、のだめカンタービレみたいなのをイメージしていました。
たぶんこの主人公の少年は、母親の影に怯えながら、周囲の人…間達の協力を得てそれを乗り越えて成功していくんだろうな、と。
勝手に。
11巻で完結すると思っておらず、11巻にやがて辿り着き衝撃を受けました。
そういうことなんだ。
ピアノは、彼と彼女がきっかけを持つための付属品だったんだなと。
本当のテーマは、主人公の成長ではなく、君の嘘、だったんだ。
続きを読む投稿日:2015.05.25