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タザキ / クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (10件のレビュー)
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なおき
このレビューはネタバレを含みます
目的 本当に自分にバリュー投資が向いているのか自信がないので、他にどのような投資があるのか知りたかったので、この本を選んだ。 また著者は、お金の本を200冊以上読んでいたので、投資以外のことも勉強できると思ったので。 感想 まず投資を始める前にとても参考になった本。まず投資とは何か、またどのような投資方法があるか、リスクヘッジの仕方がわかりやすく書かれていた。自分は、コア・サテライト投資をしようと思う。 コアは今まで通りS&P500のインデックス投資を継続する。しかし、この本では、米国経済より全世界株投資を推奨していた。 サテライトは、個別株投資と不動産投資、仮想通貨に分散する予定。 また、売却手数料をかけずにできるノーセルリバランスで定期リバランスをしつつ、大きく変動した場合のみレンジリバランスを盛り込むというアレンジを目指す。 また、株に関する配当控除や損益計算書やキャッシュフロー計算書についても勉強しなければならない。 内容 老後2000万円問題 金融庁の報告では以下の前提で試算された数字に過ぎない ・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である ・公的年金等の受給額が19万1880円/月 ・毎月の支出が26万3718円/月 ・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦ともに健在である場合の不足額 投資は「プライムサムゲーム」 プライムサムゲームとは、ゲーム参加者の利得合計がプラスになるゲーム 2018年に始まったつみたてNISA制度は、開始から3年経った2021年7月、対象投資信託の全てが含み益になる 「収入>支出」を保ち、標準的な投資へお金を回し続けている 投資元本を確保できるのは単純に収入が多い人ではない。自己の心理をコントロールし、冷静に予算管理できる人。 お金持ちの8割以上は、自力で成功した勉強家 多くの億万長者はプロにアドバイスを求めるより「自分が独学で研究したこと」の方が蓄財の上で役に立つと認識している お金を使う時には今の金額だけではなく、その金額の「将来価値」を捨ててまで欲しいかどうかを検討材料にする 税金を考えて運用資金を選ぶ 日本の株式や投資信託は、配当控除を使って最大で5%まで税金を減らすことができる。 適度に取り崩しながら運用をするのが「幸福度の最大化」 資産と考えられている住宅や車は、配当や利子を与えてくれず、むしろ税金、駐車場代、車検代、修理代など、維持費がかかり続けるものは負債 住宅ローンの利用価値 個人が投資のために借りられる唯一といっていい借金が、住宅ローン もし、ローンを組んで家を買う人は、株式を中心にした資産形成を先にすべき。 若いうちから計画的に資産形成をすれば、金融資産からインカムゲインで家賃を支払うという選択肢もある。 投資は「敗者のゲーム」 理由は、ミスを少なくする方が、結果的に勝ちやすい ミスを少なくするとは、資金を移動するほど、ミスが発生する確率が高まる。 ここでのミスとは ①タイミングのミス ②移動先でのミス ③投資期間のミス 短期時に見れば、マイナスサムゲーム 長期的に見れば、プラスサムゲーム 投資をする際、手数料を気にしないことがいかに愚か 投資信託の商品は、①買い付け手数料②信託報酬③売却手数料 ①と③はスポットでかかる費用 複利の効果 「長期投資はリスクを増やすのか❓減らすのか❓」 発生確率をリスクとするなら、短期投資の方が、リスクは高くなり、潜在的な損失額の大きさをリスクとするなら、長期投資の方がリスクが高い しかし、複利を加えるとリスクを変えずに平均リターンが収益率が高くなる。(P111参照) キャピタルゲインとは、値上がり益 キャピタルゲインとは、保有中にもらえる利子や配当 若く時間もある「資産形成期」はキャピタルゲインを伸ばすのが最優先 引退時期が近づいてきたら配当資産に切り替える まずまずの企業をとびきり安く買うよりも、とびきり良い企業をまずまずの価格で買う方がはるかに良い 割安銘柄の分析だけではなく、それに加え成長性も加味するよう 資産配分のリバランスをすることによって、必ずリスクを減らすことができる。自分のニーズと性格に合った資産配分比率をキープできる リバランス方法は、「売却➕買い増し」が一般的だが、「買い増しのみ」でリバランスする方法もある。 このことを、「ノーセルリバランス」という リバランスにも「定期リバランス」と「レンジリバランス」がある。 定期リバランスは、一般的に1年に1回。 レンジリバランスは、資金配分の実績をチェックし、基本方針とのずれを修正する。 この本では、売却手数料をかけずにできるノーセルリバランスで定期リバランスを推奨している。大きく変動した場合のみレンジリバランスを盛り込むというアレンジもあり‼️ インデックス運用にオリジナリティを加える コア・サテライト投資とは、コア(中核)でパッシブ運用(インデックス投資)で得られるリターンを狙い、サテライト(衛星)で、個別株、不動産、仮想通貨でアクティブなリターンを狙う手法。 インデックス運用で確実に市場平均をとりつつ、決められた予算内でテンバガーを狙うようなアクティブ運用を行えば、リスクを限定的にできる。 この投資のいいところは、比率を変えることでリスク許容度を調整しやすい 損切りのルール 入る前に、どこで出るかを決めておくことだ。ーーブルース・コフナー 買った理由が崩れた時に損切りする 購入に至るまでの経緯や自分なりの分析、損切りすべきラインなどを購入時にメモしておくことで、後からバイアスのかかった状態でルールを変更することもなくなるから
投稿日:2024.03.10
Taka
投資のエッセンスが凝縮された本。投資の名著は多数あるけど、数ある投資本で述べられた知識がもれなく掲載されているため、この一冊で十分であるくらいの内容の濃さであった。
投稿日:2023.08.20
poron330
著者は投資関係の名著を200冊読破したという。その中で語られている投資の正解とは・ これらの名著は何度でも繰り返し読んでおくべきなのだが、一回読んでそれっきりというものが殆どだ。再確認は重要。 オニー…ル:株価が高くなりすぎてリスクが高そうな銘柄は更に上昇し、株価が低く割安に見える銘柄は更に値下がりする。 私はこの教えが結構重要と考えている。売却タイミングは難しいが…。もちろんバリュー投資で成功した人も沢山いるが、私には合わなかった。 投資対象を米国だけに絞るのは、現在は危険な選択。米国株の世界シェアは今世紀の半ばまでに18%以下に低下する見込み。(現在は44%) 人間は過去に何回も投資バブルを経験しておきながら、「今回は違う」(投資で最も高くつくフレーズ)と考えてしまう。乗り遅れていることが明白なら次を待つ。 とは言え、これが難しい。米国株や中国などここ数年(中国で云えばここ10年以上前から)バブルだと主張する論調が大量に出ているが、現時点で崩壊したとは言えないだろう。 個別に見れば半導体関連株など、ここ5年で急騰しているが、これは「今回の半導体需要は別次元」というのが一般的だ。まさに「今回は違う」のだが、これからどうなるか…。サムスン電子半導体部門1~3月期14年振りの赤字の報道を聞く。続きを読む
投稿日:2023.04.29
arafunesan
2023/04/19:読了 良い本だった。ただし初心者は少しきついかもしれない。 これからNISAを始めるような人達は、「山崎元と水瀬ケンイチ」さんたちの『ほったらかし投資術』を読んで少し投資の経…験を積んでから、この本を読めば、なぜほったらかし投資をすすめるのか、良く理解できると思う。 この本の「はじめに」に -私の導き出した結論はお話しするけれども、「投資に、万人に当てはまる絶対の答えはない」という考えのもと、読者の皆さんが多面的な視点で投資に向き合い、自分で情報を取捨選択できるように書いたつもり -その結果、本書は投資初心者の方には少し難しく感じられることがあるかもしれません。 とあり、その通りの本だと思った。 単に名著のエッセンスを抜き書きしたようなものでなく、本の構成もきちんと金融知識を全体的に捉えることができるようになっていて、とても良い本だと思う。続きを読む
投稿日:2023.04.19
1862087番目の読書家
コア・サテライト投資、米国株投資、インデックスファンドなどの基本的な用語が分からない株式投資初心者用の本だと思います。 NISAなどの税制優遇についても触れていますが、税金の知識がない方には難しいと…思います。続きを読む
投稿日:2023.03.24
bookshin0131
投資のフェーズで向き不向きがあります。「資産形成期」にはキャピタルゲインを、「資産活用期」にはインカムゲインを重視するのが良いでしょう。 ⇨まだインデックスの投資信託がいいかな。
投稿日:2023.02.25
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