【感想】心をつかむ文章術 無敵の法則

奥野宣之 / アスコム
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 2.8
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ブクログレビュー

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    このレビューはネタバレを含みます

    自信を持って断言する
    批判されないための予防線は張ってはならない
    漢字の使いすぎに気をつけ、熟語を解く
    対象について書かずに、その影を書き、読み手に想起させる

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    投稿日:2022.12.04

  • こうぼっち

    こうぼっち

    ・説得力を高めるには具体的に書く
    ・ディティールにこだわる
    ・スイカと塩
    ・表現のインフレ、作文記号の乱用に注意
    ・最初に問いかけてのせ、問いに答えていく

    投稿日:2022.09.19

  • syamada

    syamada

    相手の心をつかめる文章の書き方の基本的な考え方、具体的な方法を学べる本です。
    コミュニケーションツールが発達・多様化する中、コロナ禍で対面の機会も減り、文章で考えを伝える機会が増えています。
    そんな中で、「直接話すとすぐ伝えられるのに、文章だとうまく伝わらない」というお悩みを抱える方も増えているかもしれません。
    人の心をつかむには、さらりと読めて、すっと頭に入って、少し唸らされる「ツヤのある文」を作ることが大事だと著者は説きます。
    読ませるための「高いハードル」を突破する、あきずに読み続けてもらう、読み手の意識をコントロールする、オチをつけて読み手を「納得」させる。
    段階を踏むこと、そのために何が有効かを教えてくれますので、文章で考えがうまく伝わらないと感じる方も、解決のヒントが得られる1冊ではないでしょうか。

    【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】

    「実際に見聞きした体験談は、実感があるので、話に迫力が生まれる。実感がないと読み手が『のれない』。本やネットでは『情報』は得られても、『実感』は得られない。加えて『共感』があると、さらに『のれる』。実感と共感を意識して話の持っていき方を考え、話し手がのれる文章を書く。」
    「正確な依頼を伝え、しかも読む側の緊張を解ければ、仕事はもっと円滑に進むはず。ビジネス文書では、社会人マナーに沿ったテンプレート的な文章が『緊張』、そこから離れた内容や記述が『緩和』と考えればよい。どのくらいの『緩和』が適切かは、読み手との関係やTPOに応じ、慎重に判断する。」
    「読み手が自分でたどりついた、理解・発見・問題意識などは、書き手が力を尽くして書いたことよりもはるかに強力。『感動』は受け手の心に去来するもので、『どこにどう感動するか』まで説明されたら、台無しになる。余韻を残し、想起させる。表現をもっとドライに、簡素にしたほうが、感動は伝わる。」
    →相手が「共感」できる体験談、相手の「緊張を解く」緩和した話題、相手が自分で「感動」できる簡素な表現など、相手の「感情」のことを考えてみるという点が、この本で共通して説かれていると感じます。

    【もう少し詳しい内容の覚え書き】

    ・人の心をつかむには、さらりと読めて、すっと頭に入って、少し唸らされる「ツヤのある文」を作ることが大事。文章における第一の目的は「読んでもらうこと」。読み始めてもらえるか、そのまま読み続けてもらえるか、最後まで読み終えてもらえるか。この高いハードルを超えた先に「評価」がある。

    ○読ませるための「高いハードル」を突破する法則
    ・読む人の気持ちをつかむためには、心配や不安を乗り越えて、半ば強引にでも「自信」をもって書かないといけない。いさぎよく断言して文章をまとめていけば、不思議と「説得力」「迫力」が生まれる。文章の歯切れが良くなるとリズムも生まれる。読む側に書き手の「前のめりな姿勢」が伝わる。
    ・文章を書く時は保険をかけず、いさぎよくする。そんな「捨て身」の姿勢が、読み手に響く。予防線を張った文章では、何度やりとりを繰り返しても相手の心に入り込むことはできない。小細工はせず、言いたいことをストレートに書いたほうが伝わる。
    ・読んでもらうためには、何らかの障害を抱えている人に向けて「負荷の小さい文章」を作る必要がある。自分の作った企画書や履歴書を、何の障害もない人が、心身ともにベストコンディションのときに読んでくれるなんてことはまずない、と思っておく。思い切って「小学生でもわかる」を目標にするくらいでないと、なかなかやさしい文章は書けない。迷った時は「この言葉は小学生に通じるだろうか」と考えてみる。児童書を読むと、感覚が身につく。文章が「やさしすぎて迷惑」ということはない。

    ○あきずに読み続けてもらう法則
    ・読み手を「つかむ」のがうまくいったら、次は「のせる」」ことを考える。読み始めてくれた人が、そのまま心地よく読み続けてくれるよう、最新の心配りをする。長い文章を読んでもらうためには「ナビゲーションとしての情報」が必要。長文冒頭に最終目的、途中に通過地点を示しておくと、読者が安心する。
    ・実際に見聞きした体験談は、実感があるので、話に迫力が生まれる。実感がないと読み手が「のれない」。本やネットでは「情報」は得られても、「実感」は得られない。加えて「共感」があると、さらに「のれる」。実感と共感を意識して話の持っていき方を考え、話し手がのれる文章を書く。
    ・すうっと読める文章には、文字の並びを見たとき、なんとなく受ける全体的な印象である「字面(じづら)のよさ」がある。ひらがなや改行をうまく使って見た目を白っぽくする、それを全体的に均質に行う、といったことを意識する。

    ○読み手の意識をコントロールする「展開」の法則
    ・読む側の立場に立って、言葉より記号を使ったほうがわかりやすいだろうなと思える時は、字面を損ねない範囲で作文記号(約物)を使う。多用すると、文章の工夫をしなくなり、文章がヘタになる。
    ・正確な依頼を伝え、しかも読む側の緊張を解ければ、仕事はもっと円滑に進むはず。ビジネス文書では、社会人マナーに沿ったテンプレート的な文章が「緊張」、そこから離れた内容や記述が「緩和」と考えればよい。どのくらいの「緩和」が適切かは、読み手との関係やTPOに応じ、慎重に判断する。
    ・「説得力」を生む基本は、根拠となる統計や調査データを示すこと。とにかく具体的に書く。抽象的に書くと伝わらない。うまく整理しようとせず「見たまま」「聞いたまま」「感じたまま」を自然に、正確に書けばいい。日頃から、読んだ本・会った人・食べたものなどを「抽象的な言葉を使わずに、どう描写するか」と考えて、話したりメモを残しておくのが訓練になる。

    ○オチをつけて読み手を「納得」させる法則
    ・常套句なしでは社会は回らないが、何のためらいもなく使うのは、依存症になるので非常に危険。ある言葉がどのくらい使われているか、どのようなニュアンスで使われているか、と鮮度を見極める、いわば言葉の「相場観」が欠かせない。特別な言葉を使わなくても、特別なことは書ける。シンプルに自分の頭に浮かんだそのままを書いてみる。
    ・読み手が自分でたどりついた、理解・発見・問題意識などは、書き手が力を尽くして書いたことよりもはるかに強力。「感動」は受け手の心に去来するもので、「どこにどう感動するか」まで説明されたら、台無しになる。余韻を残し、想起させる。表現をもっとドライに、簡素にしたほうが、感動は伝わる。
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    投稿日:2022.08.10

  • いっちー

    いっちー

    著名作家の文章を引き合いに出して「法則」として紹介されていますが、なんか一貫性が無いというか何というか・・・・・・
    ☆2つという評価で勘弁して下さい。

    投稿日:2022.06.09

  • ころ

    ころ

    【文章】
    とても読みやすい
    【ハマり】
     ★★★・・
    【気付き】
     ★★・・・

    ・文章に必要なのは、「正しさ」よりも「納得感」

    投稿日:2022.05.07

  • お茶碗

    お茶碗

    少し読みにくい本だった。
    こういう文の書き方がすごいよ!という筆者の語りかけが私には合わなかったようです。

    投稿日:2022.05.07

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