【感想】空白小説

氏田雄介, 小狐裕介, 水谷健吾, 小林ラン / ワニブックス
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
3
2
4
2
0

ブクログレビュー

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  • 栞

    このレビューはネタバレを含みます

    最初と最後が決まっている物語というのに惹かれて購入しました。
    最後に予想したラストと違っていい意味で裏切られたり、最初からそっちにいくかあと驚かされて最後まで楽しく読めました。
    「犯人はこの中にいる-私がやりました」の章がとても好きです。自分で作ってみても面白そうだなと感じました。

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    投稿日:2023.02.26

  • 7e8996881a0000eb

    7e8996881a0000eb

     読了時間、約80分。
     書き出しと結びの文章だけが決まっており、その間の空白をどう埋めて、どのようなストーリーが出来上がるかという短編小説。
     いずれもストレートではなく、大喜利などで上手い解答を見た時に近いような爽快感が味わえた。中にはそれアリなの!?というアウトローな手法を用いたものも。
     書き出しと結びのパターンが7つあり、そのパターンで各7つずつのものがたり、合計49の物語がつづられているが、どれも数ページほどでサクッと読めるものである。中には正直「うーん」と思ったものもあったが、総じて面白いアイディアが心地よかった。多種多様なパターンがあるので、納得しづらい作品もあれば、好みの作品も出てくるのではないだろうか。
     個人的には「遠出」と「ふたり」がお気に入り。
     あと表紙のつくりがちょっとオシャレ。
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    投稿日:2023.01.13

  • チーニャ、ピーナッツが好き

    チーニャ、ピーナッツが好き

    書き出しと、結びの文だけがはじめから、決まっているショートショート集。

    例えば
    (第1章)我輩は猫である。の書き出しから、
    名前はまだない。の結びまでの
    まんなかの 空白部分
    (ここが、ショートショート部分)です。

    ここををどう埋めるかで、物語は予想もできない方向へと展開し書き出しと結びの持つ意味は大きく変わって来るという、7作品を楽しめるという、内容でした。

    第7章それぞれの決まった書き出しと結びについて
    各章ごとに7作品を読む構成ということです。

    珍しい感じの本だなぁと…惹かれて読んでみました…

    でも、残念ながら好みの作品は少なかったです。





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    投稿日:2023.01.08

  • YK

    YK

    ショートショートが好きな人なら読んで損はないと思う。

    名著・名言をお題として使うスタイルは面白いと思ったし、ちょっと自分にも書けるんじゃないかとさえ思うほどシチュエーションが限定されてるかと思ってたけど、多様な使い方がされていた。

    個人的に面白かった3選
    春巻き:『蓋をして三分 → お召し上がりください』

    名言:『地球は青かった → 人類にとっては大きな第一歩である』

    卑怯な手口:『犯人はこの中にいる → わたしがやりました』
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    投稿日:2022.10.19

  • 足塚治虫

    足塚治虫

    はじめと終わりの言葉が決まっているという条件で制限された中で作品が作られているショートショート。
    星新一が好きな人はこれも好きかなと思う。
    個人的にはものすごく好き。

    投稿日:2022.08.24

  • とし

    とし

    ほんタメでたくみさんの紹介を見て面白そうと思い手にとった。
    アイデアは面白いし色々なストーリーが展開されてなるほどと思ったが、これなら星新一のショートショートを読んだほうがいいかな?と思ってしまった。

    投稿日:2022.08.21

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