【感想】頭のよさとは何か

中野信子, 和田秀樹 / プレジデント社
(18件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • billemon

    billemon

    自分には資格はあるが教養が足りないと思うので、教養を養っていくと共に頭の悪い人にならないように日々過ごしていこうと思いました。

    投稿日:2024.01.07

  • Kins

    Kins

    知性とは、態度と姿勢だ。
    世の中に対して開かれた態度を持ち、知識を得ることに貪欲になる(なり続けている)ことによってしか、知性を維持できない。

    知性は筋肉と同じ。使わなければ衰える。一流大学出身の馬鹿が日本に多いのは、18,19歳で勉強をやめてしまう人が多いから。続きを読む

    投稿日:2023.12.12

  • rafmon

    rafmon

    情報や知識を得る事は有利だが、本質的な頭の良さとは異なる。それは、情報自体は消費されるものだからで、寧ろ、それを使いこなすプロセスが重要。従い、情報収集と定着率を問う受験に関しては、その情報量が重要なのではなく、収集に望む知的態度こそ、頭のよさのポイントなのだと。

    和田秀樹と中野信子。医学的な見地、東大卒の共通点という視座から、頭の良さについてなされる対話は面白い。

    歳をとり、記憶障害や知能障害が起こるより前に、前頭葉機能が衰える。そのことが明らかにするのは、意欲や新しいことへの対応能力、クリエイティビティーと言う能力の方が先に老化してしまうと言うことだと。やはり、態度が大事。死体解剖を経験している和田秀樹は、アルツハイマーの変化や癌は老齢に必ずあるが、個体差は態度による機能差、脳の縮み方は同じでも、実用性が異なるのだと。

    また、中野信子の話では、右前頭葉が欠損した学生でも東大に合格して通っていたとか。自身が東大合格後に、二次試験の数学を受けてみると、もはや一桁台の点数しか取れなかったとか。

    肩書きを得ると、その日からまるで自分自身が変わったように感じ、態度も変化する。能力には間違いなく違いはないはずだから、変わるのは態度であり、それにより機能も変わる。しかし、試験の合格など、その瞬間の過去の話。頭の良さには、瞬時に察知して判断したり創発する力が含まれるが、継続する努力が必要。この本では、和田秀樹の灘校の同級生だという中田考が天才だという話がヤケに印象に残った。
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    投稿日:2023.09.14

  • 臥煙

    臥煙

    脳科学だけにこだわらず広い視点から頭のよさをについて語る対談。読んだだけで頭が少し良くなれたような。

    持って生まれた能力も大切だが日頃の態度、考え方や習慣こそ大切なように思える。

    非常に専門的な内容も分かりやすく語り合うお二人、実に面白い。

    和田氏の受験指南本で育った世代なので、さらに奥行きの増した氏の主張にはとにかく感服。

    知的好奇心がくすぐられ、一瞬でも前頭葉が刺激されアタマが良くなれたような一冊でした。
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    投稿日:2023.05.26

  • ぴぴ

    ぴぴ

    前から気になっていた本。図書館で借りてきてすぐに読んでしまいました。

    最近読んだ本の中でこんなに付箋をつけたのはないと思う!というくらいに良いと思う部分がたくさんありました。
    久しぶりに和田さん(中野さんとの対談だけど)の本読みました。

    "頭のよさとは何か"というテーマ。
    私も普段からずっと考えている。
    人それぞれ答えがあると思うけど、
    私の中では
    "好奇心が強い""人の話を共感を持ってきける""柔軟で発想が自由""学ぶことをやめない"

    個人としては"知の探求を続ける"というイメージで、他者へは"共感力と包容力"って感じだと思う。

    本からもそうだけど、他者から学ぶことって本当に多い。自分のやり方だけにしがみついていたら柔軟な発想は出来ない。相手の良いところも取り入れることでうんと知の幅が広がるんだと思う。

    1人でただ知を蓄えるだけでは何かを成し得ることは難しい。必ずそこには誰かの協力があるんだと思う。
    人から愛され、また、人へ敬意を払えることも頭の良さなのではないかと私は思っている。

    自分はそんな人になりたいし、自分の子供にもそんな人になって欲しいな。
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    投稿日:2023.01.29

  • show5

    show5

    前頭葉をうまく使う
    ワーキングメモリを広くする
    「知っている」か「知らないか」が格差を生む
    知ることと意欲

    頭のいい人同士のざっくばらんな対話。頭の良さについて共通理解が成立している。そしてその理解に自分も強く共感する。ただし,こういう頭の良さに価値を置かない人もいて,そういう人はストレングス・ファインダーとかの結果がこのふたりとは全然違うんだろうと思う。

    知らないことを知ることの愉しさとか,できないことができるようになる歓びとか,要は成長とか進化に価値を置く感覚だと思うのだけれど,それが人間に普遍的なのかどうかはまだよく分からない。現状維持バイアスが強い人も多いので。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.09

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