【感想】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身VIII」

香月美夜, 椎名優 / TOブックス
(22件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
14
4
2
0
0
  • 今巻は約25%が書き下ろしです

    web版の90%まで来ました(615/677)。いつものようにweb版からの加筆修正が丁寧であったのはもちろんとして、「エーレンフェスト防衛戦(前半)」と題した複数の場所や立場からの書き下ろし掌編群が本編と同一時間軸に配されることで、情勢が立体視的に浮かんでくるのが凄いです。何度も味わいたい一冊になっています。続きを読む

    投稿日:2022.04.09

  • よくあるライトノベルとは違う

    前半は、外患誘致のアーレンスバッファへの侵攻(建前)、瀕死のフェルディナンドの救出(本音)です。後半は、エーレンフェストの防衛戦です。
    ストーリーには全ったく関係ないモブキャラのフェアゼーレが、フェルディナンドに「お父様はアーレンスバッハの貴族達を守れましたか」と尋ねるシーンがありました。フェルディナンドは「シュトラールは被害を最小に抑えたと言えよう。今は境界門付近で他の者を救助している」と答えています。このシーン1つで、名も知らない大勢の人達にも家族がおり、お互いを心配している事がよく伝わります。ストーリーには関係ありませんが、物語に現実味と深みを加わえていると思いました。よくある「俺、強えぇぇ」のライトノベルとは―味も二味も違うところだと思いました。続きを読む

    投稿日:2022.08.26

ブクログレビュー

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  • ちょこ

    ちょこ

    このレビューはネタバレを含みます

    フェルディナンド救出。待ちに待ったその瞬間もローゼマインがマインらしかったのがとてもいい。ローゼマインの活躍はもちろんのこと、それぞれの場所で大切なもののために必死に頑張る登場人物たちの姿に胸が熱くなりました。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.29

  • finger0217

    finger0217

    やはり、ローゼマインとフェルディナンドが揃ったときの安心感は格別です。離れ離れであったことを感じさせないやり取りは微笑ましく、感動的ですらあります。
    エーレンフェストの反撃が始まりますが、まだまだ黒幕との直接対決には至らず、次巻も楽しみな展開です。続きを読む

    投稿日:2023.12.20

  • ひるあんどん

    ひるあんどん

    フェルディナンドを救うためにアーレンスバッハへ。礎を奪うこと自体はあっさりできて、ディートリンデ達の無責任さに呆れる。ツェントになると思ってるしまさか礎を狙われると思わなかったんだろうけど領主一族として失格よね。久々のローゼマインとフェルディナンドの会話が楽しい。でも側近達にしてみれば「親密すぎ!」てなるから難しい。フラウレルム先生もお久しぶり、騎士達の前でローゼマインを罵倒できるんだから心臓強いな。続きを読む

    投稿日:2023.10.03

  • oshakichi

    oshakichi

    星が5個しか押せないのが残念なくらい、鳥肌が立った。
    こんなに進んだところで最高に面白くなるとは!
    なんてシリーズだ!
    仕方ない、次の巻も注文せねば。

    投稿日:2023.10.01

  • ますたぁ

    ますたぁ

    エックハルト ハイデマリーとハルトムート クラリッサの違い
    ハルトムートはクラリッサが毒殺されても後を追おうとは思わないだろうな
    少なくとも今のところはね
    ただ、復讐はするかも
    ローゼマインはショックを受けるだろうし、悲しむだろうし
    ローゼマインを悲しませたという理由だけでなく、同じ信仰対象の信者という同族意識はあるわけで
    やはり、この二人は狂信者という括りが一番相応しい

    フェルディナンド様は、エックハルトに「ハイデマリーの分も生きろ」と命じたようだ
    エックハルトはハイデマリーの後を追おうとしたらしい
    フェルディナンド様至上主義なのに、主よりも妻への愛情が勝っていたんだろうか?
    でもまぁ人の感情なんて状況によって如何様にも変わりますからね
    一時の激情に飲まれる事もありますよね


    ブリギッテへの助言忠告
    そしてブリギッテからローゼマインへの報告
    側近でなくなっても、主従を意識しているという絆を感じますね
    主の手柄のために、報告は主を通すという意識
    この事は後にボニファティウスも言っていますね


    ダームエルだけアーレンスバッハに連れて行かないというのは逆の信頼感があるから
    平民時代からよく知っているからこその忠義だなぁ
    ダームエルはギュンター、エーファ、トゥーリと直接話した事があるし
    ローゼマインになってからも家族が想い合っているというのをひしひしと感じている
    フェルディナンド様が知っているよりも深くそれを知ってるものね


    ディッターの前の儀式の挿絵
    ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」の絵画のようだ

    いずれレスティラウトが描くでしょきっと
    で、後世で「騎士を導く女神の化身」とかって言われるやつじゃん


    供給の間のやりとり
    何度読んでも泣ける
    本物の家族が住むユルゲンシュミットよりも自分を優先というローゼマイン
    神々を敵に回してもという追加の意志
    それ程まで家族同然という意味が重かったのかという想い

    自分の望みを叶えるのを意識するフェルディナンド様が愛おしい


    ただまぁ王族の所業を聞いて魔王が覚醒してしまうわけで
    愚かで恥知らずな王族逃げてー と読者目線でも思ってしまう

    よしアーレンスバッハ更地にしようという物騒な考え
    色々と根回しや下準備が重要というフェルディナンド様にしては短絡的すぎるけど
    それ程までに怒りがあったのと、ものすっごく効率重視での考えなんでしょうねぇ

    ま、それもローゼマインの「礎を奪った」という異次元な発想の前には潰えるんですけど

    「助力を請え」と命令される名捧げ主
    解せぬw


    メスティオノーラの書、又はグルトリスハイトを得る歴史の疑問点
    昔のカリキュラムの順番ってどうなってたんですかね?
    メスティオノーラの書はシュタープに写し取るもののなわけで
    全属性を持っているなら、加護を得る儀式、シュタープ取得、奉納舞でツェント資格の披露 の順番?
    となると、シュタープなしで祠回りをして得た神の意志って何なんですかね?
    シュタープなしで得た神の意志ってどんなものなんでしょ?


    フェルディナンド救出後は本好きの下剋上の主人公とサブタイトルが変わる
    「神々を敵に回しても救うと言ってくれた女神のごときマインの家族同然を本当の家族にしてもらうためには手段を選ばぬ」とか?

    その後のなりふり構わない既成事実の作り方
    もっともらしい理由をつけては騎獣の同乗(年頃の男女が騎獣に同乗するのは恋人関係)
    盗聴防止の魔術具を使わずに耳元で囁く会話(魔石恐怖症を理由に)
    冬を呼んだ後に防寒と言いつつマントで覆う(ブルーアンファがバッサバッサと舞っている)

    これの事情をローゼマインが知るのは記憶のところなんですけど
    魔王の暗躍の怖さよ


    フェルディナンド様の提示する今後の選択肢
    答えは元から一つだけじゃんw
    アーレンスバッハが欲しくなりましたという伏線の回収がここなんだよなー


    下町の避難と迎撃準備
    エーファとトゥーリとカミルは図書館に避難するけど、やはり心配なのはマインの事
    やはり、これは家族の物語ですよねー
    ギュンターとの街ごと、領地ごと守るという約束
    つくづく父娘だと思う


    フラウレルムが喚く平民と罵る言葉
    それに対して、元平民とは知らないコルネリウスの忠義と気遣い
    ちゃんと兄妹の関係を築いたんだよなぁ

    まぁ、ハルトムートは知っていて惚けるけど、ハンネローレも含めて他の貴族からしてみれば魔力量と貴族院の成績を見ても元平民というのはありえないでしょうし
    そう主張する方の頭がおかしいと思うのは当然


    フェルディナンドの所属がとても微妙な立ち位置なんですよねー
    ところで、メダルはもうエーレンフェストにないって事は、クラリッサが持ってきてたのも原本ってことか?
    メダルがどのの領地に管理されていない事にならないか?
    不都合と利便性の両方がある気がする

    何かあったも領主権限で処分できないって事なんだけど
    このシステムで大丈夫なんだろうか?


    エピローグのゲオルギーネ
    彼女の境遇から行動に至るまでの動機に理解はできる
    ただ、この後のエーレンフェストの運営の見通しが感じられない

    貴族の数やギーべに関してはベルケシュトックの人たちを移動させる予定だったとして
    領主一族は明らかに激減するんだよね
    ジルヴェスター、フロレンツィアは処分確定として
    甥姪であるヴィルフリート、シャルロッテ、メルヒオールも生かしておけないよな?
    直系であるヴェローニカも味方ではなく、寧ろ恨んでいる対象でしょうし
    実際のところどうするつもりだったんですかね?
    続きを読む

    投稿日:2023.08.27

  • kaaazunoko

    kaaazunoko

    フェルディナンド救出のシーンがイラストになってて大喜びしました。相変わらずローゼマインは突飛だけどそのおかげで救われた命がたくさんある。エーレンフェスト防衛戦の各々の戦いが見られたことがうれしかったです。ローゼマインの作った絆の数々につい泣いてしまいました。あと、神々に急激に成長させられたからあんなに美しいのか〜と納得しました。人生経験が顔に出るってよく言いますものね。続きを読む

    投稿日:2023.05.14

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