【感想】うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった

藤川徳美 / 光文社新書
(18件のレビュー)

総合評価:

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  • yonogrit

    yonogrit

    814

    この本は精神系の病気はだいたい鉄分不足っていう本なんだけど、治療で抗不安薬とかSSRIとか処方されがちだけど実はその処方は間違ってて、鉄剤処方で回復するらしい。

    私も抗不安薬もらってた時あるけどあれも鉄剤でよかったと思う。

    日本食は鉄分が不足しやすいらしくて、私は経血量が人より多いし、人よりかなり汗かきでスポーツもかなりする方だから今までの精神トラブル全部鉄分不足だと思う。

    この本にも具体的な患者さんをたくさん例に出してだいたいが鉄剤処方で良くなってるらしい。

    どうしてこういう潜在的な鉄分不足が多いかというと、血液検査で貧血の基準がヘモグロビン値しか無いらしくてでも実はフェリチン値っていうのは血液検査の項目にはほとんどの病院ではないらしい。(実際調べてもフェリチン値調べてくれるところ東京にも少なかった。)
    で、ヘモグロビン値が異常なしでも実はフェリチン値が不足してることで潜在的鉄不足が多いらしい。有経の女性の8割は鉄分不足らしい。月経がなくなると、だんだんフェリチン値が回復してきて鬱傾向がなくなるらしい。元気なおばあちゃんが多いのはそういう理由もあるらしい。

    どうしてこれをこの医師が気づいたかというと、医者って病気は勉強するけど健康とか栄養学を勉強しないかららしい。(実際医師免許の項目に栄養学が無い)この医師は栄養学を勉強してる人で、この現象を発見したらしい。

    抗うつ薬とか抗不安薬を処方されがちだけど、鉄分とかフェリチン値(体内で鉄をためておく「貯蔵鉄」の役目をするタンパク質)不足のことが多いらしい。

    産後鬱があるのは出産によって鉄不足になるかららしい。月経の出血量よりも多いだろうしそうだろうね。

    フェリチンは、体内で鉄をためておく「貯蔵鉄」の役目をするタンパク質です。 血清フェリチンは、30-50(ng/ml)が必要で、およそ100-150(ng/ml)ですと安心です。

    藤川徳美(ふじかわとくみ)
    1960年、広島県生まれ。医学博士。1984年、広島大学医学部卒業。広島大学医学部附属病院精神神経科、県立広島病院精神神経科、国立病院機構賀茂精神医療センターなどに勤務。うつ病の薬理・画像研究や、MRIを用いた老年期うつ病研究を行い、老年発症のうつ病には微小脳梗塞が多いことを世界に先駆けて発見する。2008年に「ふじかわ心療内科クリニック」(広島県廿日市市)を開院。気分障害、不安障害、睡眠障害、ストレス性疾患、認知症に対して多面的な治療法を採用しながら治療にあたっている。


    うつ・パニック障害の主な原因は「ストレス」であるとされていますが、実際のところ、心療内科や精神科を受診される女性患者の多くは、潜在的な鉄不足が原因で、うつ・パニック障害の症状が出ているケースが大半です。

    月経が始まってから2~3年で鉄が枯渇  そもそも、人間は、生まれたときから鉄不足なのではありません。赤ちゃんは、たっぷりの鉄を持って生まれてきます。新生児のフェリチン値は 200 ~ 300 もあるのです。  その後、緩やかに減っていき、 12 歳まではフェリチン値は 100 ~ 300 で推移しますが、女子の場合には、中高生になると激減してしまいます。初潮を迎え、毎月の月経のたびに血液が体内から失われるからです。

     また、第二次性徴によるホルモン合成が活発化してきますので、原料となるタンパク質、ミネラルが大量消費されることで、鉄の減少に拍車がかかります。月経が始まると、2、3年で、貯蔵された鉄が減少しはじめ、フェリチン値は 30 以下になり 枯渇 してしまうのです。  この年代に起こりがちな問題――不登校、すぐにキレる、自傷行為、過換気症候群なども、鉄の枯渇に由来していると私はみています。

    本来なら、はつらつとした若さを発揮しているはずの若い女性が、頭痛やイライラ、月経前症候群、不定愁訴などに悩まされている一方で、 50 代以上の女性の元気な姿を見ることは多いと思いませんか。頼れる世話焼きおばさんの元気の源は、まぎれもなく鉄分。フェリチン値が 100 以上と満たされているからだと思います。

    こうした中で、女性への注意として、一つお伝えしておきたいことがあります。それは、できれば 10 ~ 40 代までの女性は、献血はしない方がよいということです。  若い女性が1回献血をすると、その後、鉄剤を毎日服用したとしても、回復までに半年はかかるということを研究・主張されている方もいます(齋藤宏『鉄代謝異常の臨床』医薬ジャーナル社)。

     さらに、現在の日本の食卓からは、鉄は急速に失われつつあります。  理由はいくつもありますが、素材から料理して食事を作ることが減り、加工食品に頼るようになったことが大きいのではないかと思います。  加工食品になると、素材の時点では含まれていたビタミンやミネラルがかなり削ぎ落とされた状態になってしまいます。肉は冷凍することでビタミンはどんどん減っていってしまいますし、穀物も、精製することで、マグネシウムや亜鉛、鉄も、はぎとられてしまいます。

    日本の医学教育では、欧米から取り入れた考え方を基本としているため、(鉄不足に対する対策が行われていないのにもかかわらず)日本人女性の栄養状態が鉄不足であるという前提が共有されていません。  反対に、鉄の摂りすぎからくる鉄過剰症の懸念ばかりを教えられているので、「鉄=危険」という考え方を、みんなが刷り込まれてしまっているのです。

    30 代前半の女性です。友人の結婚式でパニック発作を生じ、以後も発作や予期不安(また発作がくるかもしれないという不安)が続いていました。  バスやタクシー、飛行機の中や、狭い場所にいると、恐怖感に襲われてしまうため、乗り物に乗ることができないだけでなく、人ごみに出かけることすら避けるような生活を続けていました。当院にかかる前には、内科で抗不安薬を処方されていました。  当院での初診は、平成 21 年7月。このときはまだ、当院で鉄・タンパクによる治療は行っていない時期です。SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に属する抗うつ薬ジェイゾロフトの服用を開始して改善し、予期不安も軽減しましたが、時々苦しくなるということで、ジェイゾロフトに加え、抗不安薬ソラナックスも頓用薬として使用していました。  平成 24 年4月に、当院がフェリチン値を測るようになり、測定してみたところ、フェリチン4未満という極度の鉄不足が判明。鉄剤のフェロミアの服用を開始しました。

    30 代後半の女性です。初診は平成 25 年 12 月でした。突然息が苦しくなり、呼吸が止まるのではないかという恐怖感に襲われ、救急病院を受診されました。吐き気があるとのことで、そこでプリンペラン(制吐剤)の点滴を受けたのですが、点滴の途中で脚のムズムズが出現し、じっとしておられず、歩き回る状態になってしまいました。

     サプリメントは高いと思っている方もいるかもしれませんが、フェロケルであれば、これだけ飲んでも、月千円未満と安価です。この方法で、あまりの鉄不足に対応できなかった患者さんも、救うことができるようになりました。

    産後は、女性の生涯において最もうつ病になりやすい時期です。第1章でも述べましたが、1回の妊娠・出産で、フェリチン値 50 相当の鉄が母体から失われます。フェリチン値 30 以下の女性が出産すると、フェリチンはほぼゼロになってしまいます。

    初診時よりさかのぼること5年前の、平成 21 年に、すでに第1子を出産していましたが、産後、イライラして、自傷行為や器物破損行為を繰り返していたといいます。当時は他県にお住まいで、近くの精神科クリニックに通院され、かなり高用量の抗精神病薬と気分安定薬の投与を受けていました。

    先ほども書きましたが、子どもの正常フェリチン値は、 100 ~ 300 です。女子のフェリチン値 30 以下は、重篤な鉄不足であるといえます。男子は鉄不足に耐性がないので、フェリチン値 50 以下でも重篤な鉄不足で、発達障害などの臨床症状と関係している可能性が高いと思います。

    女子中高生の不登校のかなりの場合に、鉄・タンパク不足が隠れていると思っています。

    この例もそうですが、多くの 10 代、 20 代女性では、偏食がないと自分(や家族)では思っているのに、鉄不足が起きています。つまり、現代の食生活では、よほど意識して「高タンパク・低糖質食」を続けないことには、炭水化物ばかりが過剰になり、鉄・タンパク不足に陥ってしまうのです。鉄・タンパク不足では、セロトニン、ドーパミン不足となりますから、精神症状を生じたり、ストレスに対する脆弱性が出てきます。

    とくに、鉄・タンパク需要が増大する第二次性徴期には、鉄・タンパク不足となりやすく、不登校、ひきこもり、家庭内暴力、器物破損行為などの原因となります。  しかし、児童思春期を専門とする精神科医は、このことに気付いていませんから、薬物療法、カウンセリング、生活指導のみを行っています。今では私は「これでは治療になっていない」と言わざるを得なくなりました。

      51 歳以降発症の女性のうつ病でも、約 20% に鉄不足の所見があると考えています。この症例では、約4カ月間の鉄剤投与で、フェリチンが 93 まで増加しています。しっかりタンパク質も摂取できており、BUNも増加しています。  この世代の女性は、消耗性疾患(胃潰瘍やがんによる出血など)の合併などがない限り、当院での治療によりフェリチンは順調に増加します。

    一方、若い世代の女性では、月経で鉄が失われるので、なかなかフェリチンが上昇しません。いずれの年代においても、鉄不足がある患者さんでは、鉄剤による治療を行わないと、抗うつ薬がいつまでも終了できないことになります。

    心因性が疑われる 30 代の看護師のうつ病も、鉄不足が原因だった

    夫との折り合いが悪く、入院治療を要するほどの重度のうつ病を発症した症例です。発症時、4人目の子どもを出産して、明らかに鉄不足の状態でした。鉄剤のおかげで、フェリチンは半年で7から 77 まで上昇しています。  この症例のうつ病の原因として、確かに夫との不仲という心因は大きいのですが、鉄不足も大きく関与しているものと思われます。

    月経のある女性の大多数が、鉄不足に陥っており、とくに出産後に悪化する傾向があります。これは前にも書きましたが、妊娠中を通じて子どもに鉄が移行するためです。

    菜食主義者、炭水化物依存症の場合、とくに鉄不足が顕著であり、多くの症例ではタンパク質不足も併せ持っています。タンパク質不足は、BUN(尿素窒素)が 10 以下の場合です。

     大多数の医師はそんなことは思っていませんから、論文は読んでも、本は読みません。栄養療法、糖質制限、湿潤治療などの新しいパラダイムの治療をまったくご存じないですし、知ろうともしない医師が多いと思います。  反対に、医師ではなく、意識の高い一般の方は、医学論文は読みませんが、本はたくさん読んでいます。医療や健康に関心がある方、ご自分や家族が病気で苦しんでいる方はなおのこと、他のジャンルの読書は少なかったとしても、健康や医療に関する一般書は熱心に読まれます。すると、一般人の方が医師よりも、最新の科学的事実に詳しくなります。

    もちろん、一般書にはいろいろな本があり、内容もレベルも玉石混淆 ですので、その中のどれが正しくてどれが誤っているか、各自が自分の頭で判断する必要があります。  ところが、じつはこうした「判断すること」が苦手な医師は少なくありません。自分の頭で判断するということを回避していますので、一般人に負けてしまいます。

     先にも書きましたが、この女性はふくよかで、とても栄養不足には見えませんでしたが、むしろ、太っている人ほど栄養失調となりやすいのです。なぜなら、過剰な炭水化物摂取が高インスリン血症を引き起こし、過剰なグルコースが脂肪に変換され、肥満を生じさせるからです。  現代は、痩せているから栄養失調なのではなく、太っているからこそ栄養失調なのです。

    医学教育で「分子栄養学」を教えないのが諸悪の根源  私は医学部で、本当に栄養学をほとんど習いませんでした。医師は栄養学を知らないのに、高血圧患者に減塩指導をしています。糖尿病患者にカロリー制限を指導しています。その指導を、患者さんはまじめに聞いて、辛くても頑張って実行しようとしています。

    これから先の新しい医療、真に患者のためを考えた医療に必要なのは、理論に基づいた「分子栄養学」であると私は考えます。分子栄養学とは、身体と栄養素との関係を、生化学的、分子生物学的に研究するもので、栄養素の不足が身体の不調を引き起こすと考えます。多くの医師は分子栄養学を知りませんから、現在の飽食日本において、栄養障害がある、ということには考えがいたりません。あるのは栄養過多だけだというのが多くの見解です。しかし、実態は栄養失調、質的な栄養失調に陥っている人が大勢いるのです。

    分子栄養学は決して難しいものではありません。むしろ、これまで習ってきた医学よりずっとシンプルで簡潔な内容です。こうした「分子栄養学」の基本的な情報は、書籍やインターネット上にもありますが、ほとんどの医師は論文しか読まないので、いつまでたってもそういう知識が得られないということになります。  これは不勉強な医師に問題があるのは確かではありますが、医学教育で「分子栄養学」を教えないことが諸悪の根源だと思います。患者さんを治癒に導く、意味のある授業なら、これからでも学んで損はないと思いますし、素晴らしい講師がいれば私も受けたいと思います。

    でも自分が発見した科学的真実はどうにか世に出したいとは考えています。であるなら、頭の固い専門医相手ではなく、柔軟な思考を持つ、勉強熱心な一般人向けや、そうした情報に敏感な一部の医師向けに本を書こうと思うのは自然な流れだと思います。つまり、最新の科学的真実は論文にはならず、書籍として出版されるのです。論文ばかり読んで、本を読まない専門医は、どんどん遅れていくのではないかと感じています。

     私は論文を書くのをやめただけでなく、5年前からは論文を読むことをやめました。 30 年以上、精神科医として精神医学界を見てきましたが、本気で治す研究をほとんど見たことがありません。毎年毎年山のような数の論文が書かれているのに、治せない論文、治さない論文ばかり。学会でも、治せない発表ばかりです。  その代わりに、翻訳されていない本も含めて、週に2~3冊のペースで本を読んでいます。論文を読まなくても、患者さんを治す上で何の不都合もなく、一般書のおかげで視野が広がり、新しい治療のヒントを得ることができています。とくに、分野横断の視点で、医師ではない科学者からの医学への提言、精神科医でない医師からの精神科への提言を読むことは、とても勉強になります。

    なぜかといえば、医師は「病気」を勉強しているのであって、「健康」について勉強しているのではないからです。つまり医師は、患者さんに対して「どうすれば健康でいられるか」ということを指導するための教育は受けていない、ということです。  医師を信頼している患者さんは、医師の指示がなければ、生活習慣を変える気を起こさないことが多いでしょう。患者さんは、「もしビタミンがそんなに重要で、自分に足りていないなら、医師からビタミン剤を飲むよう指示が出るはずだ」と思うからです。  ところが、栄養学は医学的学問分野ですらありません。私が医大に通っていた1970年代もそうでしたし、現在でもそうです。栄養学は医師の専門外なのです。

    20 代の女性は、月経で鉄分を失うので、フェリチンはこのペースでしか増えない人が多いものです。高タンパク食を指示しても、女性の場合には太ることを気にして(低糖質・高タンパクの食事は実際には太らないのですが)、野菜に偏った食事内容になってしまうことがしばしばで、タンパク不足がなかなか改善しないのが残念です。この方の場合も、タンパクの摂取不足がフェリチン上昇の鈍さにも関係しています。その後もBUN 10、フェリチン 50 を目標に、食事指導を進めていきました。

     アルコールを飲むなら糖質はやめて、ビタミンB1やナイアシンの多い食材を食べればよいのです。具体的には、アルコールが代謝される8時間後までは、糖質を摂ってはいけません。飲んだ後にシメのラーメンを食べるのはご法度です。  糖質の多いビール、日本酒などの醸造酒は避け、飲むなら糖質のない焼酎やウイスキーなどの蒸留酒、糖質オフビールなどにします。水割りの水や氷はコントレックス(カリウムやマグネシウムが多く含まれています)、クエン酸割り(梅、レモンでOK)がお勧めです。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.07

  • ドラソル

    ドラソル

    文字通り、うつ・パニック障害は鉄分不足が原因だったということを書いた一冊。

    内容的には面白かったものの、真偽のほどは?

    投稿日:2024.01.15

  • トシノリ

    トシノリ

    1 どんな本?
    臨床経験を元に「タンパク質+鉄」の摂取と糖質
    制限の重要性を訴える事に加えて、元素としての鉄
    の理解を促す本。うつやパニック障害が完治した報
    告が多数ある非常に興味深い本。

    2 なんで読んだの?
    (1) 食事を改善したいから。
    (2) 体調を良くしたいから。
    (3) 具体的に生活を変えたいから。

    3 構 成
    6章構成218頁
    「女性患者の大半は深刻な鉄不足であると始まり、「鉄、タンパク質、ビタミンB1不足」を訴えて終
    わる。

    4 著者の問題提起
    大半の人が栄養が質的に不足している。

    5 命題に至った理由
    鉄不足と心の病の関係を世に知らせたいから。

    6 著者の解
    鉄、タンパク質、ビタミンB1を補い、糖質制限
    食する事。

    7 重要な語句・文
    (1) フェリチン値
    (2) キレート鉄(フェリケル)
    (3) ATP(エネルギー通過)
    (4) 鉄過剰症
    (5) ナイアシン(ビタミンB1)
    (6) バター50g/1日
    (7) シアノバクテリア

    8 感 想
    早くビタミンと鉄サプリを摂取したいと感じた。
    刺さったのはATP(エネルギー通過)の合成に鉄
    は欠かせないと言う事。
    深く知りたい事はビタミン。何をどのくらいサ
    プリで補給すれば良いのだろう?
    人に勧めるなら鉄不足であると言う事と鉄過剰
    症にはならないと言う事。経口接種ではね。
    鉄不足が原因と言うタイトルだが、ビタミンと
    タンパク質も原因であるのでタイトルに加えて良い
    んじゃ無いか?
    写真で欲しいサプリが分かりすぐ買えた。メッチ
    ャ安いと感じた。

    9 TODO
    (1) 鉄サプリの購入習慣化
    (2) 嫁にも勧める。
    (3) 糖質制限の継続
    (4) 著者の書籍でビタミンのサプリを学ぶ。

    10 問 い
    人の起源は?

    11 答 え
    シアノバクテリア(鉄を因子に光合成)
    続きを読む

    投稿日:2023.02.05

  • psushi

    psushi

    【動機】著者の本が読みたくて一度に複数冊借りた

    「うつ消しごはん」と「子どもの多動・学習障害をなくす方法」を読んだあとだったので、もくじに目を通して、興味をひかれた部分だけを読んだ。
    著者の主張は、前の2作と重なるようだった。続きを読む

    投稿日:2023.01.16

  • Kiki

    Kiki

    このレビューはネタバレを含みます

    個人的には先に読んだ『うつ消しごはん』よりも、読みやすくて面白かった。特に、ATPを作り出すエネルギー代謝の説明は、この本の方がわかりやすかった。

    欧米を中心とした50ヵ国以上の国では、小麦粉にあらかじめ鉄が添加されるなどの鉄補給対策がなされている。
    それに対して日本人の鉄摂取量は、1950年から約6分の1に減少しているにもかかわらず、何の対策もしていないのが現状だそう。産後うつ大国じゃん!と思った。早く知りたかった。
    少子化対策も大事だけど、しなくていい苦労をママたちが味わわないように、この認識が広がってほしいと願う。

    私の周りの50代女性が元気で寛容で素敵に見えるのは、人生経験を積んだことに加えて、体内の鉄分の充足によって心身ともに余裕が出てくるから?一理あるように思える。

    精神論や認知行動療法等のテクニックだけでなく、栄養面のアプローチが必要であると強く感じた。
    占いとかスピリチュアルにハマる前に、プロテインとタンパク質摂取しよう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.11.29

  • hitomi

    hitomi

    同著者「医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる」出版前の書籍。本書籍を読むより、「医師や薬に頼らない〜」を読む方が情報がまとまっていてわかりやすい。

    鉄・タンパク質分不足であることを踏まえ、高タンパク&キレート鉄摂取&低糖質食事を心がけたい。が、血糖値スパイク対策と低糖質対策のために玄米食にしているが、玄米食は鉄分吸収率を下げるので控えること、とあった。何を優先すべきかバランスが悩ましい・・。続きを読む

    投稿日:2022.08.28

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