【感想】言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか

今井むつみ, 秋田喜美 / 中公新書
(88件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • yw5348

    yw5348

    子育て中の者としては、子供がどうやって言語を習得していくか、という視点で興味があったので手に取ってみた。
    読み始めは大学の先生によくある研究論文のような文章に読みにくさを感じたが、だんだんそれに慣れてきたこと、一定の「読み飛ばし方」の感覚(ここは理解するのに時間がかかるので読み飛ばしても本質には影響がない、という感覚)が分かってきたこと、そして内容そのものが興味深くなってきたこと(ヘレン・ケラーのwaterの件は例としてなるほど、と思わされた)で、後半はスムーズに読むことができた。
    個人的には、子供に良質な言葉のシャワーを浴びせることで、ヘレン・ケラーのwaterのように、子供の頭の中で過去に遡及して色々な繋がりができて、言葉を習得していくのではないか、と感じた。
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    投稿日:2023.11.19

  • サニー

    サニー

    言語の本質 とは何ぞや。どうして本を読んで感動するのか?あの人に上手に伝えるにはどうしたら良いのか?後から「なんであんな事を言ったのか、あんな言い方をしなければ良かった」とよく思う。

    なかなか、いやかなり難しかった。

    法律系の資格試験の勉強をしている。

    法律用語のあの愛想のカケラもない、取りつく島もない、ただただ意味性のみが連なった用語がどうしても苦手である。苦手なのには理由があって、単に「馴染」がないからなのでは?と仮説を立ててみる。なので渾名をつけてみたり、ぎゅっと縮めてみたりして多少なりとも馴染もうと思ったりする。ある人は(ヒト?)受験などは一種の暗号と言った。確かにそんな気もする。
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    投稿日:2023.11.13

  • nyonboo48

    nyonboo48

    オノマトペを言語学的に捉える試みは、なかなかなさそうな視点だと思った。五味太郎『日本語擬態語辞典』はタイトルからして面白そう。

    投稿日:2023.11.12

  • mihokoupitani

    mihokoupitani

    オノパトペの役割とは。子供が言語獲得する経緯を山登りに例えると、オノパトペがそこで果たしていることは山に登るきっかけを与え、山の麓まで連れていくようなもの。
    子育てをしていると、そろそろワンワンというのをやめさせて犬と言うようにさせなさいとか言われたりする。私自身はそんなん言われても別にいいやん、と相手にしてなかったし、なんやったら違和感を感じてたクチ。
    何かとオノパトペが軽く見られ、幼児言葉に過ぎない、正しい日本語ではないと思われてきたけれど、めちゃくちゃええ仕事してるやん。
    そして後半のオノパトペ以外の無数の言語獲得についての考察と実験結果に繋がり、、
    得た知識を広げて、過去も未来も現在も、それこそ裏も表も全て予測、考えながら言葉は育まれるんだなと。これからは我が子の言葉が遅いことに凹むのではなく、沢山吸収し、考えて頑張って話してくれて伝えようとしてくれてることに感謝し、親として精一杯応援できたら。
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    投稿日:2023.11.11

  • 本の小虫

    本の小虫

    ところどころ理解しきれないところはあったけど、全体的に面白く読めた。赤ちゃんのことばの理解は、すごく高度なことをしているのだなと思った。

    投稿日:2023.11.11

  • yuusou21

    yuusou21

    8ヶ月の乳児やチンパンジーの言語感覚の実験が面白かった 

    ヘレンケラーの「water」の瞬間に得たものの凄さがわかった

    投稿日:2023.11.09

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