【感想】【TOジュニア文庫】本好きの下剋上 第一部 兵士の娘3

香月美夜, 椎名優 / TOジュニア文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
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ブクログレビュー

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  • コプ眠

    コプ眠

    ついに紙を作り始めました。まわりの助けを受けながら、体力以外は順調に本へと突き進むマイン。
    しかし、おかしいくらいの知識とうっかり言っちゃった言葉にルッツが反応して、一波乱あります。そして、次はギルド長か。着々とえらい人に近づいていくね。貴族に近づくのが、本への近道だものね。ルッツの、トロンベ生えたときのいつもと違って変ってのと、ギルド長の孫娘がマインに関わっていくのが次の楽しみ。続きを読む

    投稿日:2021.09.02

  • ヒロ

    ヒロ

    紙ってこうやってつくるのか!
    と、麗乃に脱帽。よく本で読んだ知識からこんなに体現できるな。
    話もモノづくりから少しずつ商業にシフトしてきた印象。

    投稿日:2021.05.29

  • isutabi

    isutabi

    ・紙づくりに着手するマインとルッツ。まずは道具をつくるための道具づくりから。
    ・ルッツにマインの中身がマインじゃないってバレそう。
    ・危険な植物トロンベ登場。
    ・試行錯誤をしながらの紙づくりなので煤鉛筆でいいから作業場の壁にでも日本語でメモしとけばいいのにとか思う。日本語なら誰にも解読できへんやろし。
    ・商売人の世界に入っていくマイン。なりたいのは司書なのに。

    ▼マインについての簡単なメモ(第一巻からの累積)

    【麗乃/うらの】本須麗乃。本さえ読んでいられれば他に何もいらないというくらいの本好きで、司書になれることが決まりこれからバリバリ読書三昧と思っていたところで地震で崩れてきた本の山で圧死しマインとして転生した。たぶん麗乃としてはもう出てこない? 番外編でもない限りは。
    【エーファ】マインの母。翡翠のような緑色の髪の美女。
    【エーレンフェスト】主人公が転生した中世ヨーロッパ風の街。この世界の中では大きい都市のように思われた。領主の名前が付いている。
    【オットー】南門にいる兵士の一人。元旅商人なので文字を書け計算もできるので事務仕事を担当している。物語開始当時新婚さん。妻はコリンナ。マインに字を教えてくれ、その代わり事務仕事を手伝わせた。商人として培った営業力とプレゼン力を嫁自慢に使う男。
    【オットーの家】城壁に近い高級住宅街にあるコリンナの実家の三階にある。
    【鐘】エーレンフェスとの街では時報代わりの鐘が鳴る。二の鐘で開門。四の鐘はだいたい正午くらいのようだ。三の鐘でマインとルッツが待ち合わせにしているようなのでそれが九時くらいなら開門は、不定時報だとしても六時前後になるか? ベンノの店は二の鐘の少し前から三の鐘までの間が最も忙しいようだが、おそらく日暮れで商売は終わるのだろうから全体にぼくらの世界より早く動いているとは思われる。鐘ひとつ分は二時間から三時間くらいと思われるが今のところよくわからない。
    【貨幣】小銅貨一枚が十リオン、穴が開いている中銅貨が百リオン、大銅貨が千リオン、小銀貨が一万リオン、さらに大銀貨、小金貨、大金貨と続く。
    【カルラ】ルッツとラルフの母。
    【簡易ちゃんリンシャン】衛生環境改善の意味もありマインが作った最初の発明品。メリルの実から採れる油を使った。
    【簡単パルゥケーキ】マイン二つ目の発明品。鶏の餌にしかならないと思われていたパルゥの絞りかすを活用したホットケーキ。パルゥのおからを使ったレシピは他にもいくつか考案したもよう。パルゥバーグとか。
    【貴族】この世界の貴族はかなり横暴で一般人は歯牙にもかけられない。貴族だけが魔力を持つ。
    【汚い】現代日本から転生したマインにとって庶民の生活は全体的に不潔でことあるごとに「汚い」と感じる。ちょっと偏見も感じるがおそらくほとんどの現代日本人はそう感じるのだろう。特に身体の弱いマインにとって衛生は重要なので身近なところから改善していってる。
    【ギュンター】マインの父。エーレンフェスト南門を守る兵士で班長。青色の髪。
    【ギルベルタ商会】マインがメインで取引するようになった商人ベンノの店。彼の実家の一階が店、二階が家族の住居、三階より上が賃貸しの住居で、その三階といういい場所にベンノの妹であるコリアンナと夫のオットーが婿養子的に暮らしている。貴族などが取引相手のようで高級な感じ。
    【契約魔法】貴族の横暴に対抗するために生まれた契約方法。かなり強制力が強く破る度合いによっては生命も失うほど。
    【ゲルダ】子守りのおばさん。危なくないところで放置するというタイプ。
    【コリンナ】オットーの妻。びっくりするくらい可愛らしくて細くてはかなげなのに巨乳。有名な針子で業界では幹部クラスの立場。オットーは彼女と結婚するために大金を出し市民権を手に入れた。オットーがこの話を始めると長くなるのでベンノは止めようとする。どうやらベンノの妹らしい。
    【サバイバル】この世界はまだ文明社会だがマインにとっては毎日がサバイバル生活に近い。個人的には山登りが趣味やったんでキャンプ生活も長くマインよりはマシと思うがそれでもこの世界に放り込まれたら苦労しそうだ。
    【司書】図書館で本の管理やレファレンス業務を行う専門職。個人的に司書資格は持っているだけに今の日本で実際に司書になるのがどれくらい大変かは、ぼく自身は司書になる気はなく書店でバイトしてたし本好きの教養のひとつとして取った資格ではあるけれどなんとなく知ってる。麗乃さんは優秀なんやなあと思う。
    【市民権】街にすむことができる権利。旅商人になると手放すことになるらしい。
    【しめじのような茸】一回火を通さないと踊るらしい。
    【修ちゃん】麗乃の幼馴染み。麗乃の世話役。異世界でのルッツみたいなもんか。そのままだったらいつか麗乃と結婚したのかもね。「誰かが面倒みなくっちゃなあ」とかボヤキながら。母親が学会に出るというような記述があるので学者の息子か。麗乃を「妖怪本スキー」と呼ぶ。
    【シュミル】魔獣。おおむねウサギ。子どもでも捕獲でき肉も旨く他にも捨てるところがないくらい利用価値が大きい。ただし前足の爪に毒を持っているので注意は必要。
    【商業ギルド】商売に関わる者は必ずギルドに登録していないと厳罰を受ける。権力があり、がめつい。
    【白ラディッシュっぽい野菜】包丁の側面で叩き潰すと「ギャッ」と叫び赤ラディッシュになった。
    【煤鉛筆】木簡に字を書くために作った。竈や煙突の煤を集め粘土で固めた。
    【洗礼式】七歳になると洗礼式があり以降は半ば大人扱いになる。
    【トゥーリ】マインの姉。一歳違いだがすくすく育っている。緑の髪の美少女。現代の日本人の目から見たら薄汚かったのがマインのお陰できれいになった。
    【トロンベ】ものすごく成長が速い木。見ている間ににょきにょき伸びていくが伸び始めに刈り取らないと辺りの栄養が吸いとられてしまう危険性の高いものなので住民たちは発見したら何を置いても刈り取ることを最優先する。ただ、紙の材料として最適だったのでけっこう危なっかしいことをしたりもする。大きくなってしまうと一般人の手には負えず騎士団に依頼する必要がある。マインは後にその現場に参加することになる。マインは「不思議なにょきにょっ木」くらいに思ってるが皆にとってはそんなに気楽なものではないようだ。
    【粘土板】マインがパピルスの次に作ろうとした紙の代替物だが焼いて保存しようとしたら爆発。
    【パピルス】マインが最初に紙の代わりとして作ろうとして失敗。
    【パルゥ】甘い汁が採れる実。冬の晴れた日の朝、雪の中でしか採れない。実のなっている枝を暖めなければならないが魔力があるのか炎は消えてしまうので手で暖める。昼を過ぎるとぎゅーんと大きくなってぴゅーんと実が飛んでいき木は消えてしまうので午前中が勝負。
    【フェイ】トゥーリと同じ年の少年。ピンク頭で悪ガキふう。
    【フリーダ】商業ギルドのギルド長の孫娘。洗礼式のための髪飾りを欲しがっていた。
    【ベンノ】商人。オットーに紹介された。ベンチャー企業のトップのようなギラギラしたところがある。商人として遣り手で厳しくもあるがだんだんマインの保護者のような立場になっていってしまう。
    【マイン】主人公。スタート時五歳だが身体が弱く三歳くらいに見える。紺色(夜色)の髪。ふだんは金色の瞳だが怒ると複雑な虹色になる。たぶん油膜ができるのだろう? 主人公(本須麗乃)の転生した姿。本を読んでいれば他に何もいらないというタイプなのにこちらの世界には(容易に入手できるような)本がなくそれならば自分で作ってしまおうと言う考えに至った。
    【マインの体調】マインは身体が弱い。最初は家を出るだけで青息吐息という虚弱体質。オリジナルのマインはすでに熱で死んでその身体に本須麗乃の精神と記憶(魂というか)が入った形になるもよう。オリジナルのマインから病弱なところは受け継ぎちょっと無理をしたらすぐ熱を出して倒れる。下手をしたら死にそうだ。どうやら「身食い」と呼ばれる病気らしい。マイン=本須麗乃はとてもわがままで自分の目的のためならそう簡単には誰の言うことも聞かないので突っ走っては倒れる。後に、マインの体調を最もよく把握しているルッツがベンノたちから「マイン係」? に任命された。彼女の身体が人並みだったら無制限に世界を変えるようなとんでもない騒動を引き起こすことになっていたかもしれないし、誰かの不興を買って殺されたりしていたかもしれないし、魔女として処刑されたかもしれないし、その後の成り上がりもなかったかもしれない。
    【魔獣】体内に魔石を持ちそれに刃物が触れた瞬間溶けてしまう。
    【マルク】ベンノの店、ギルベルタ商会の従業員。「セバスチャン」という感じ。おそらくベンノの右腕という感じ。従業員の教育係でもあるようだ。マインとルッツに発注書(契約書)の書き方を教えてくれる。後々マインとルッツの面倒を親身に見てくれる。
    【身食い】マインを侵す熱。魔力過剰症。魔力に食われて遠くない将来、死ぬことになる。対応手段はあるにはあるがそのための壁が厚い。
    【メリル】食べられる木の実。油が採れる。これを使ってマインは「簡易ちゃんリンシャン」を作った。
    【木簡】マインが挑戦したパピルス、粘土板に次ぐ第三の紙代替物。黄河文明。が、あえなく薪として燃やされた。
    【本須麗乃/もとす・うらの】→麗乃
    【羊皮紙】マインが最初に見かけた紙のような物体。一枚でギュンターの月給くらい。
    【ラルフ】トゥーリと同じ年の男の子。赤毛。子どもたちのまとめ役。たぶん将来的にはトゥーリの夫になりそうな雰囲気な果報者。
    【料理】マインはけっこう料理が上手い。麗乃だった頃は本しかよんでなかったのかと思ったら意外。本の知識だけでなんとかなるものではなかろうに。
    【ルッツ】マインと同じ年の少年。ラルフの弟。金髪で翡翠のような緑色の目。なんというかある意味色仕掛けでマインに利用されることになりマインの世話役として長く苦労を共にした。旅商人になるのが夢だが壁は大きい。マインがマインじゃないかもと最初に疑った人物。《だから、オレのマインはお前でいいよ》第三巻p.182。
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    投稿日:2020.09.27

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