【感想】【合本版 第一部】本好きの下剋上(全3巻)

香月美夜, 椎名優 / TOブックス
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 5.0
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  • 本が好き過ぎる女の子をめぐる物語。傑作です。

    あらすじについては説明文にある通りなのですが、とにかく主人公のマインがとても魅力的です。
    女の子としてどうこうではなく、人として好きになれる凄くいいやつ。
    本好き、というよりもはや本狂いと言った方がいいくらい(笑)で、本を読みたいがための行動力が引き起こすあれこれが本当に楽しい。

    世界観、舞台背景、人物設定がしっかりしていて物語の世界に引き込まれます。
    登場人物も皆キャラが立っていてそれぞれ魅力があり、キャラ同士の掛け合いが素晴らしくてついつい読みふけってしまう。
    私は特にマインとベンノ、マインと神官長の掛け合いが凄く好きです。
    マインがひたすら本にしか興味が無いため恋愛ごとに発展しないのもいい方向に作用していると思いますね。

    Web発の小説なのですが、嬉しいことにWebの方では先日無事完結を迎えました。
    つまり余程のことがなければ打ち切や放置停滞になったりせず完結まで続くということで、安心して購入できるのもよい点ではないでしょうか。

    Web発小説の中では1、2位を争う傑作だと思います。
    ぜひ一度読んでみてください。
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    投稿日:2017.03.17

  • どんな年齢層や性別でも楽しめる一冊!

    本好きの下剋上第一部の3冊が合本版になったセットです。

    あらすじは以下のような感じです。
    本が好きすぎる大学生が死んで目を覚ますと、小さな女の子になって、異世界にいた。そして、彼女にとって悲劇的なことに彼女の周りには本が存在しなかった。そして、彼女は決意する「本がないなら作ればいい!」

    自分が最もオススメするラノベです。
    世界観としてはファンタジーな形ですが、この第一部に関しては中世ヨーロッパのような世界になっています。
    そんな世界のため、本どころか紙もインクも高すぎて買えない中でどうにか文字を記録できるものを作ろうと苦戦する姿が非常に面白いです。
    また、キャラクターが個性的なため、主人公の本を読みたいという願望に周りがどんどん巻き込まれていく姿などが大変面白い作品だと思います。
    そして、面白いだけでなく、泣ける場面が多いこともこの作品の特徴だと思います。第一部の最後など最高です。
    あとこの作品で感じるのは現在の多くのラノベのように他のラノベやゲームの影響を大きく受けたような作品と異なり、オリジナリティーの高いファンタジー的な世界感が素晴らしいことです。内容的にも世界観的にもどんな年齢層や性別でも受け入れやすい作品になっていると思います。
    ラノベ好きな人だけでなく、ラノベに興味がない人なども是非一度読んでみて下さい!
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    投稿日:2017.10.25

  • 心からお勧めしたい作品

    私はコミカライズ版一巻以降の続きから書籍版に移行し、書籍版最新刊の終わりからWEB版で最終話までを全て読みました。
    最初は空き時間にちょこちょこ読めればいいと思い購入したのに、毎日寝不足になりながらも読まずにはいられず、最後まで読み終わってしまった時の寂寥感は筆舌に尽くせませんでした。
    こんなに夢中になれた作品は今まであっただろうかと思うほどです。

    個人的には一部も好きなのですが、巻が進む連れて面白さも加速していきます。
    ちょっと最初は合わないかなと思う人は、コミカライズ版でさくっと読み進めて書籍版に移るというのも個人的にはお勧めです。
    是非最後まで、マインという女の子が駆け抜けていく世界を他の人にも味わってほしいです。
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    投稿日:2017.10.05

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