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香月美夜, 椎名優 / TOブックス (47件のレビュー)
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総合評価:
nak
7
マイン本領発揮⁉マインの暴走で大きく物語が動きます。
今巻ではお菓子作りに、紙作り、洗礼式と盛りだくさんの内容です。洗礼式の可愛らしい描写とマインの静かな大騒ぎが見所です。そして物語の転換点とも言うべきマインの暴走!本の為なら考えなしに突っ走るマインの本…領発揮です。 それにしてもこの物語、連載元ではかなりの長編になりつつありますが、先まで読んで改めて読みなおすと、だいぶ先で活きてくるキーワードがそこらじゅうに散らばっていて、ニヤリとしてしまいます。世界観、ストーリーが作者の中できっちりできているからこそですね。 書下ろしはルッツの商人見習いの日常と、ギルド長の独白が読めます。ルッツの日常はルッツの置かれている状況やマインへの想い等、ちょっとした描写を楽しむ作品となっていて、こういった細かな描写こそ、この作品の私が好きなところです。ギルド長の独白ではギルド長なりにいろいろ考えているんだなあと知ることができると同時にギルベルト商会のベンノに対して悉く裏目に出ていることで笑えます。 しかしあのポーズには、その様を想像するたびにニヤニヤ口元がゆがむ。 神に祈りを!続きを読む
投稿日:2015.08.02
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ロップイヤー
4
全ては本のために(^^)d
本の入手が困難な異世界に転生した本好きなヒロインが、試行錯誤して本を作ろうとしていくストーリーです。 本を作るだけではなく、生活環境を改善するために考え付いたことが商人の目にとまってお金も稼いだり、…本人にとっては何でもない知識がもとで色々と騒動を起こしたりと話の幅が広がって面白かったです。 続きを読む
投稿日:2015.07.26
Brown
1
これまでよりはるかにシリアスな展開、なのに笑える!
これまで同様に笑え、これまで以上にシリアスな一冊です。 これまで以上にマインの命が風前の灯になってきて、内容としてはさらにシリアスになり、非情な決断を下さなければならなくなります。しかし、そこからが…この作品の面白さ。マインの本への愛が流れを大きく変え、さらに事態はどんどん飛んでいきます。その展開のもたらされ具合がすごく笑えますし、その場面場面での決断はいったいどうなっていくのかと非常にハラハラさせられます。 また、シリアスな場面だからこそのギュンターのかっこよさみたいなのがでてきます。これまではオットーに嫉妬してたりすのが印象的なギュンターですが、この巻ではとてもかっこいいです。 他にもマインがさらに商人らしくなっていることやこの作品の世界での神への祈りのシーンを想像したりなど笑えるシーンも数えきれないぐらい有ります。 ページ数も1000ページ以上あり、内容も盛りだくさん。内容も大満足で、最高に満足できる一冊だと思います。続きを読む
投稿日:2017.09.02
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あさひ
このレビューはネタバレを含みます
一命は取り留めたものの、まだまだ安心できないマインの「身食い」。今回は、そんな「身食い」と神殿を巡って波乱万丈でした! やっと洗礼式を終えたマインとルッツ。ここまで成長できただけでも読者としては感慨深いです。初登場の神殿の神官たちがたくさん出てきました。マインが神殿に入ることからも、神殿長と神官長はこれからもたくさん出てきそうです。 神殿長の態度の豹変っぷりにはびっくりしました。ですが、神官長がとても常識のある、話の通じる人で良かったです。完全に信用しきれはしませんが…。 第1部の間でお馴染みになったルッツ&マインペアを見る機会が減ってしまうのがなんとも悲しいです。しかしこれは2人が決めた道。ついに見習いとして仕事を始める2人の奮闘に注目です。 今回もベンノさんとギルド長の言い合いをたくさんみましたが、やっぱり私の予想通り、ギルド長全然悪い人じゃないよな…。ただ伝え方が悪い、言葉足らずなだけな気がします。 やっと本に触れられる権利を得たマイン。ですが、身食いは全く安心できない状況。第2部も楽しみです。
投稿日:2024.04.04
jube
面白かった。第一部はこの巻で完結。 身食いはそのままで、朽ち果てる運命を選んだが、主人公がそうそう死ぬこともなかろうと、どんな風な”下克上”になるか楽しみなところ。とりあえず、洗礼式の時に、教会に行く…ことになったマインが、図書館を見てヒャッハーなところが、たまらんかった。これは尊い。 ということで、第一部完結までは図書館で借りたが、 この後、予約まちできなくなり、 結局第二部から完結までまとめ買いし、 さらに第一部も買って2巡した。続きを読む
投稿日:2024.03.18
だり
漫画が面白くて原作も読み始めました。 漫画では分かりにくかった部分がわかったり、人物の心情も丁寧に書かれていたり、番外編では色々な人の立場のお話があったりととても面白かったです。早く続きを読みたい!
投稿日:2024.03.07
kitano
色々とこのファンタジー世界観が明確になる巻 マインの宿痾である「身食い」による急な命の 危機、熱に倒れたマインをフリーダの家で用意 された魔術具のおかげで一命をとりとめた この病は完治することはなく、日々彼女の中で 暴発を待つだけとなり、今回のような救命措置 は次回は叶わない、貴族に身売りするか朽ちる 究極の二択しかなく余命1年と宣告される そして・・・フリーダとの緊張ある友情と打算 家族への真実公開、特別な洗礼式、ルッツの独 立、事業の成功と工房長就任(と、神殿勤務) 何と言ってもフェルナンドとの運命的出会い (ギルド長の善意=当社比の行為がベンノには 悪意・陰謀に満ちて見えたという謎解きは牽強 付会すぎたw)
投稿日:2023.12.23
haruco
兵士の娘編、最終巻。 果てるまで家族と過ごすことを決めたマインが、洗礼式を超えて新たな生き方を見つけるまでの一区切りついた感じ。 最後の方からウェブで読んでないところに入ってきたので、先入観なしで読め…た。 虚弱体質であることを逆手に取るのが上手い。 神殿長の貴族としての手のひらを返したような感じ悪さは、腹立つけどこんなもんなんやろうなぁー。 いよいよ、次から神殿での巫女として生活が始まるので、これまた楽しみ。 巻末の短編で、いろんな人たちのいろんな角度からのストーリーが読めてお得感あった。ギルド長が思いやりから各種縁談を勧めてたってところは、ちょっと考えられないし周りが止めると思うので、後日談としても違和感あった。続きを読む
投稿日:2023.12.17
min
周回組です。 怒涛の展開。2巻の終わりと今巻の終わりで状況が180°変わっていて、どうしてそうなった!?と目を剥いてしまいます。 この巻の個人的クライマックスは、やっぱり家族で上の身分に立ち向かうシー…ン。この作品のテーマの一つは家族愛だと思いますが、それをすごく感じて、何回読んでもつい涙しちゃいます。続きを読む
投稿日:2023.12.05
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