【感想】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」

香月美夜, 椎名優 / TOブックス
(52件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
17
23
7
0
0
  • いよいよ本格的な紙作りの開始です。

    ルッツの就職活動もかねて、紙作り(和紙)に取り組み始めます。本に関連する知識とおかんアートには異常に詳しいマインです。紙の作り方も知識はある!と言いたいところですが、紙を作るための道具がない。道具を作るための道具がない。その道具を買うために先立つものがない!ないないづくしから始まりです。それでも本のために頑張ります。とりあえず道具を作るための釘を手に入れるため、オットーさんに頼りますが...。マインの世界が広がって、大きく動き始めます。

    そして巻末のに書下ろしが2本。コリンナ視点のオットーとの出会いと、エーファ視点の家族の話です。どちらのお話もプロポーズにちなんだお話でまとめてます。特にエーファのギュンター話が面白かったです。予想以上に面白い奴でした。

    あと、イラストについて一言。ネットで読んでいる作品が書籍化すると、もともと全て想像で補って、がっちりと固まってしまっている頭の中のイメージと、書籍販売となってついてくるイラストのイメージと全く合わず、絶望感にさいなまれることが多い中、この作品のイラストは自分の想像以上で良かったです。

    今巻の表紙イラストも1巻と同じくらいお気に入り。ちょっとおしゃまなマインの表情が可愛いです。
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    投稿日:2015.03.28

  • 異世界転生ものです(^^)d

    投稿サイト小説家になろうにて連載中の作品です。
    本好きの主人公が図書館司書への就職前に、異世界の貧しく幼い少女へ転生してしまったストーリーの2巻目。
    1巻ではパピルス、粘土版、竹簡と色々迷走していましたが、2巻では本を作る前段階として紙の試作を本格的に開始します。紙作りのくだりも面白かったですが、今回は髪飾りにまつわる話や商人との駆け引きなんかも読んでいて楽しめました。

    サイトの方でもすこし読みましたが、やっぱりキレイな挿絵があるとキャラクターへの思い入れが上がっていいですね。
    続きが楽しみな作品です。
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    投稿日:2015.03.28

  • ガチ

    チートなんだけど!構成がリアル!
    普通にドラマとして見ても完成度はなかなか良いと思います❗

    投稿日:2016.02.15

  • 1巻よりもさらに面白い!

    本格的な紙づくりとともにマインとルッツが少しずつ商人らしくなっていく一冊です。
    1巻でのマインはとにかくただの変な子という認識でしたが、この巻ではその作るものの商品価値が理解されてくることで、天才みたいな感じが増えてきて、周りにもどんどん影響をもたらすようになってきます。その影響力がどんどん上がってくる感じなどがとても面白く、これまでと違ってちょっとしたことが大変な事態をもたらしていく様子がすごく笑えました。
    1巻よりもさらに面白いと思うので、1巻で少しでも興味出た人は是非読んでみて下さい!
    あと小説家になろうのサイトで読んでいる人にもこの2巻は是非読んでみてほしいです。巻末の2つのSSがサイトにはない話である上、オットーとギュンターのそれぞれの結婚秘話みたいなのが話されており、この作品を読むうえでは是非読んでみてほしいかなと思います。
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    投稿日:2017.09.02

ブクログレビュー

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  • ゆまち

    ゆまち

    本がなければつくればいいじゃない!
    前巻から紙づくりに行き詰まっていたマインが出会ったのは…!?

    紙を作る経緯が細かすぎてちょっと中だるみかなと思いましたが、全体を通して読むとやっぱり面白いです。
    やり手商人のバッチバチのやり取りは読み応えがありました。また続きが気になる…!
    3巻もそのうち読んでいきたいです。
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    投稿日:2024.04.05

  • jube

    jube

    まあ、面白いことは面白いが、個人的には第一部は第三部などに比べると、少々テンポが悪く、くらい。
    しかし、完結まで読み終わると、この第一部の面白さがわかる。
    本好き、というよりは
    本狂、のほうが近いかもしれない。
    大変共感できる。
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    投稿日:2024.03.18

  • あさひ

    あさひ

    今回も夜に読み始めて、夜中の2時半頃までかけて、一気読みしちゃいました。一度読み始めたら止まらないです。
    まだまだ道のりは長いですが、完結巻まで1冊ずつ着実に読み進めていられる気もして嬉しいです。

    今回はついにこっちの世界でいう「和紙」の完成に向けて奮闘の回でした。夢中になるあまり、墓穴を掘ってしまい、ルッツに怪しまれ始める場面はハラハラしました。

    紙作りと変更して、商人としての心構えや行動を習い始めた2人。そろそろ洗礼式も控えているので、正式に見習いになった後の2人のがんばりに期待大です。
    マインの世話係として使命をまっとうするルッツの姿が頼もしすぎます。

    一方で、「身食い」が進行していくマイン。莫大なお金など到底用意できない家庭だがどうなってしまうのだろうか。
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    投稿日:2024.03.16

  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    マインの転生貧民生活も時々漏れて出る日本人の
    生活の知恵で少しずつ改善、本の無い生活は相変
    わらずだが、原料かた進めていく悲しくも現実的
    な行動でエンピツと紙が出来ました
    紙作りの過程で商人ベンノと知り合い「身食い」
    という病気のことがわかり家族との生活が1年程
    だと知れて・・・決心が固まり良い方向に転じま
    した(*´▽`*)

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    投稿日:2023.12.23

  • haruco

    haruco

    2巻からはパトロンも得て、本格的な紙づくり。
    トロンベといった希少な原料が都合よく手に入ったり、割と予定調和な展開が続くものの、春から冬に続くこの世界のルーティンがわかりやすく、読んでる方にも馴染んでくる。
    ラストいよいよ身喰いによる熱で倒れてしまう緊迫シーンで続刊へ持ち越しになるものの、短編で少し雰囲気が変わるのでうまいこと編集してる。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.17

  • min

    min

    このレビューはネタバレを含みます

    周回組です。
    この巻、いろんなレシピとか試行錯誤の場面とかが出てくるから、個人的に結構好きです。けれど物語自体は動いていて、マインの体調がどんどん不穏になっていきます。

    なにげに巻末のエーファ視点、ギュンターのこの言葉がどんどんこの先に繋がっていくわけで、ここが始まりか〜とちょっとうるっとしました。

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    投稿日:2023.12.02

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