- 最新巻
濱地健三郎の呪える事件簿
有栖川有栖(著者)
/角川書店単行本
作品情報
探偵・濱地健三郎には鋭い推理力だけでなく、幽霊を視る能力がある。彼の事務所には、奇妙な現象に悩む依頼人のみならず、警視庁捜査一課の刑事も秘かに足を運ぶほどだ。リモート飲み会で現れた、他の人には見えない「小さな手」の正体。廃屋で手招きする「頭と手首のない霊」に隠された真実。作家志望の美男子を襲った心霊は、古い洋館のどこに巣食っていたのか。濱地と助手のコンビが、6つの驚くべき謎を解き明かしていく――。
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商品情報
- シリーズ
- 濱地健三郎シリーズ
- 著者
- 有栖川有栖
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川書店単行本
- 書籍発売日
- 2022.09.30
- Reader Store発売日
- 2022.09.30
- ファイルサイズ
- 2.8MB
- シリーズ情報
- 既刊2巻
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この作品のレビュー
平均 3.3 (20件のレビュー)
-
〈濱地健三郎〉シリーズ第三作。
あとがきで作家さんが触れられているように、どれもコロナ禍を舞台にした話になっている。
私も助手のユリエのようにコロナウイルスが目に見えれば良いのにと思ったことがあるので…共感できた。
全体的にはシリーズ初期よりもホラー寄りの話が多かった。
濱地とユリエのコンビネーションはますます冴え、濱地にとってユリエは無くてはならない助手になっているようだ。だが一方でユリエの私生活にも気を配る良い上司でもある。
一方スーパー霊能者のようにあっという間に怪異を収めるものの、それが何なのか、なぜ起きたのかなど何もかもを解明できるわけでもない。これもまたあとがきにあるように、怪談とミステリーとの『あわい』を味わえる話となっているからだろう。
「リモート怪異」
タイトルはダジャレのようだが怖い。真面目な会議に子供やペットが入り込んでほのぼの笑える動画は時々見るが、こんなものまで入って来られたら堪らない。
「戸口で招くもの」
しばらく立ち寄らなかった小屋に妖しいものが。戸口でおいでおいでをするモノは何か。一目見てここまで推理できる濱地はやはり凄腕探偵。同じものを見ているユリエ(=読者)には思いつかない。
「囚われて」
こちらも想像と違う展開。実はこの人こそ最強では?
「伝達」
濱地の助けを必要とする人には、必ず濱地の元へ伝わるという奇跡のような話。一つの偶然が起こらないだけで濱地の助けは得られなかった。
それにしても『ふざけた語呂合わせになっている』という濱地探偵事務所の電話番号って何だろう。
そして濱地が怖いものとは。
「呪わしい波」
こんなに手の込んだことをしてまで…という、作り話のような話。まるで特殊詐欺のような犯罪で、わたしならその後に現れて解決してくれた濱地まで仲間じゃないの?と信じられなくなりそうだが、そこを信じさせたのはきっと濱地の人柄なのだろう。
「どこから」
冒頭は濱地とユリエがキャンプ地へ。アウトドアな濱地は想像出来なかったが、どんな場所でも隙のない濱地でちょっと面白くないような。
その後心霊スポット、豪邸へ行くがどこにでも怪しいものはいる。
『怪異はどこからやってくるか想像がつきませんね』
というユリエの言葉通り、キャンプ地だろうが家に籠っていようが、リモート会議をしていようが、どこにでも現れる。
やはり見えない方が幸せかも知れない。
※シリーズ作品(全てレビュー登録済)
①「濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿」
②「濱地健三郎の幽(かくれ)たる事件簿」
③「濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿」本作続きを読む投稿日:2023.02.25
三十代にも見え、しかし落ち着いた所作から五十代とも窺える濱地先生。
中年の探偵と若き女性の助手のユリエちゃん。さらにその助手はスケッチブックを用いて探偵を支えている…この二人…もはや脳内配役は『岸辺露…伴』のあのお二人さんが浮かぶじゃないの!
泉京香の中の人、飯豊まりえは別ドラマ『オクトー』でオカルト&スケッチブックという合わせ技を使ってたしね。
濱地健三郎は高橋一生、志麻ユリエは飯豊まりえ。
もう、がっつりピッタリはまり過ぎて他では無理!!
さて。
経験豊富な探偵 濱地先生が、ときに穏やかに、ときに体力気力をぎりぎりまで使って幽霊や化物を退治、いや、と対峙します。
毎回おもむきが異なる対象と多過ぎず少な過ぎない程よいページ数が心地好く、できるなら細〜く長〜く続いて欲しい作品。
というのも、
幽霊も化物も、そんなにたくさん居て欲しくは無いけども、でも、きっと数えられないくらい沢山のケースと種類がありそうで、この二人を通して、ずっと見ていたい世界がここにあるから。続きを読む投稿日:2024.03.24
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