落語の凄さ
橘蓮二(著)
/PHP新書
作品情報
一人の着物を着た人がただ座布団に座って話をするだけ。古典落語になると、観客も話の筋も落ちもわかっていることがある。そんな演芸がなぜ日本人をこんなに惹きつけるのか? 本書では、人気落語家5人が演芸写真の第一人者に、落語ならではの魅力を語り、さらに自身の落語との向き合い方を本音で語る。「噺の全体を聴いていただくことで、脳をゆっくりほぐしてる」(春風亭昇太)、「(落語は)ドラえもんの四次元ポケットみたいなもの」(桂宮治)、「落語の強さは、やっぱりわかってる奴がいかに順番、役割の自覚を持って最後のトリに渡していくか(による)」(笑福亭鶴瓶)、「奇跡的な空間そのものがすごくいい」(春風亭一之輔)、「日本人が日本人らしく幸せに、のんきに生きられる方法論」(立川志の輔)――。観客と演者の狭間に身を置く立場だからこそ引き出せる、奥行きのある話が満載!
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商品情報
- シリーズ
- 落語の凄さ
- 著者
- 橘蓮二
- 出版社
- PHP研究所
- 掲載誌・レーベル
- PHP新書
- 書籍発売日
- 2022.09.15
- Reader Store発売日
- 2022.09.16
- ファイルサイズ
- 2MB
- ページ数
- 224ページ
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この作品のレビュー
平均 3.3 (4件のレビュー)
-
落語の奥深さが少し分かった気がする。
やっぱり、鶴瓶はすごいよなあ。
BIG3とか言われるけど、
この人を忘れちゃいかんですね。投稿日:2024.03.27
【概略】
数々の噺家の「一瞬」を捉え、噺家の様を写真に凝縮させてきた筆者が今回は噺家とのインタビューを通じ、文章に凝縮させる。5名の噺家が語る落語観を垣間見ることができ、また観客としての落語との付き…合い方を学ぶことができる一冊。
2023年04月15日 読了
【書評】
本書とは直接の関係はないのだけど、ブクログでレビューを書き始めて300冊目となる本になったよ。節目となる書評は、やはり落語関連の本だね。・・・100冊目・200冊目が落語関連だったかどうかは、全く自信がないけれど。
さてさて本書の話。まずインタビュアーである著者が5名の噺家からの信頼を得ていることが文面から感じられるよね。ジャンルは違えどお互いの芸に対して評価をしているからということと、著者の撮る写真に噺家さんの内面を露出できているのだろうなぁ。
この本は、特に「落語とは?」や「落語の見方」「寄席でのマナー」「この演目を見ろ」といったハウツー本ではないのよね。何十年と落語と向き合ってる噺家さんから見た落語に対する考え・姿勢などが語られてる。そしてお客さんの落語に対する楽しみ方・姿勢などの願い(とはちょっと大げさな言い方かな)なども入ってる。
深く理解できればできるほど、知識が増えれば増えるほど落語は楽しめる反面、にわかのお客さんへの不平なども増えたりするのがこのテの伝統芸能にありがちな話。噺家さんの側からすると、実はそういったベテランによる初心者への(よかれを前提とした、でもちょっと面倒くさい)感覚は、不要だって思い、わかる。と、同時にお客さんにも(知識の集積という意味で)成長してもらいたいってのも、絶対あるだろうなぁってのもわかる。
あと、読者の側の勝手な想像だけど、皆、自分の存在意義を見出す過程と苦しみが読める。そのフェーズが終わると、吹っ切れた感覚と同時に落語との付き合い方が変わるような気がする。
そして、回転の早いこの時代で、落語という無駄の集合体のようなものを楽しめる贅沢さよ。エンターテイメントの中心に置かれることはないけれど、揺るぎないファンが消えることはないであろう、伝統芸能。喜餅の英語落語も、そうでありたいね。続きを読む投稿日:2023.04.15
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