彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠
樋田毅(著)
/文春e-book
作品情報
不条理な暴力に私たちはどう抗えるのか――
内ゲバが激化した一九七二年、革マル派による虐殺事件を機に蜂起した一般学生の自由獲得への闘い。いま明かされる衝撃の事実。
1972年11月8日、早稲田大学構内で一人の学生が虐殺された。
その事件をきっかけに蜂起した一般の大学生たちの「自由」獲得への戦い。
不条理な暴力に徒手空拳で立ち向かい、怯え慄き、傷つけられ・・・・・・。
だが、最後まで非暴力による闘いを貫いた。
今も、暴力は様々な形で社会に蔓延し、
ある日突然巻き込まれる人は増え続けている。
不穏な時代に翻弄され、立ち竦むすべての人に捧げる渾身のルポ。
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商品情報
- 著者
- 樋田毅
- 出版社
- 文藝春秋
- 掲載誌・レーベル
- 文春e-book
- 書籍発売日
- 2021.11.08
- Reader Store発売日
- 2021.11.08
- ファイルサイズ
- 2.3MB
- ページ数
- 264ページ
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この作品のレビュー
平均 3.7 (17件のレビュー)
-
中核VS革マル(上) (講談社文庫)
https://www.amazon.co.jp/dp/4061341839/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_E3PZ0HN8E1Q90NX1…AZ5W
20年ほど前に上を読んで(1975年発行)何にも理解できなかった。
読んだ動機の一つはこの世代を理解したかったから?かも知れないが、従前からの嫌悪感を補強したに過ぎなかった。そう言うと彼らは同じ空気を吸ってないモノに理解できないだろうと言うのかも知れない。そしてノスタルジーに浸るのかも知れない。
しかし、この年代の人たちが残したものに下の世代は苦労させられてることは確実にあるように思う。(自分は1世代下になるか)ノスタルジーどころではない。
(とにかく)自分はこの世代のある種の人たちが嫌いだ。
おんなじ空気を吸わなくてよかったと心底思う。そして上の世代からは三無主義と言われた。
で、最近発行されたこの本を読んだ
半世紀が経ち、当時の経緯、意義を総括したいのだろうが、同じ空気を吸ってないだけに、皆、いったい何と戦ってたんだろ?という思いが募る。
最終章、当時早稲田自治会幹部(革マル派)の人物との対話?はまったく話が噛み合わないという意味で圧巻だ。
大学に奉職して、スローライフを唱えて一定の評価を得ている当該人物のありようは、自分がこの世代に対して感じる嫌悪感の直感にモロに合致している。一方で当時暴力的で威圧的であった人物の語る現在の心境にはさもありなんという感慨も持つ。人は自分の生きてきた道を理路整然と否定する事はできないのだろう。終始話をはぐらかしている感は否めない。或いはバカを装っているのか?(大学教授はバカでは務まらないだろうが…)
自分が通った大学の寮が会合の場に使われたという記述があり、学生時代に聞いたその寮に関するウワサを思い出したりもした。
続きを読む投稿日:2022.02.16
メインは著者の入学した1972年から1973年にかけたほぼ時系列の記述で、朝日新聞入社後のことに一章、約半世紀を経た、曾ての対立者との対話に一章ずつ。安定した文章で読み易い。
この本を読むに当たっては…、当時は今よりずっと日常に暴力が瀰漫していて、ヤクザ映画などはそれを支える心象を作っていただろうことを念頭に置く必要があるだろう。今の感覚で捉えると、なぜこうも内ゲバが激しくなるか理解できないのではないか。そんな中非暴力の方針を貫いた著者は、挫折したとはいえ筋を通していると思った。続きを読む投稿日:2023.09.18
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