至高の十大指揮者
中川右介(著者)
/角川ソフィア文庫
作品情報
本書は「同じ曲でも指揮者によってどう違うのか」といった演奏比較を目的とした本ではない。もちろん、演奏を聴いていただきたいので、それぞれのCDを何点か紹介していくが、名盤ガイドではない。ネット時代のいまは、検索すればたいがいの演奏家の曲がすぐに見つかり、タダで聴くことができる。それがいいのか悪いのかは別として、かつてのような、「この曲はこの人の演奏」「この指揮者ならこの曲」という名曲名盤選びは必要なくなった。 したがって、演奏比較、その特色の解説といった観点ではなく、その指揮者がどのようにキャリアを積み上げ、何を成し遂げたかという人生の物語を提示する。 指揮者ごとの列伝なので、それぞれの章は独立しており、興味のある人物から読んでいただいてかまわないが、それぞれの物語にほかの指揮者が脇役として登場することも多いので、第一章から順に読んでいただいたほうが、通史としてわかりやすいかもしれない。(本書「はじめに」より引用)<目次>第1章 「自由の闘士」アルトゥーロ・トスカニーニ第2章 「故国喪失者」ブルーノ・ワルター第3章 「第三帝国の指揮者」ヴィルヘルム・フルトヴェングラー第4章 「パリのドイツ人、ボストンのフランス人」シャルル・ミュンシュ第5章 「孤高の人」エフゲニー・ムラヴィンスキー第6章 「帝王」ヘルベルト・フォン・カラヤン第7章 「スーパースター」レナード・バーンスタイン第8章 「無欲にして全てを得た人」クラウディオ・アバド第9章 「冒険者」小澤征爾第10章 「革新者」サイモン・ラトル
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商品情報
- シリーズ
- 至高の十大指揮者
- 著者
- 中川右介
- 出版社
- KADOKAWA
- 掲載誌・レーベル
- 角川ソフィア文庫
- 書籍発売日
- 2020.01.23
- Reader Store発売日
- 2020.01.23
- ファイルサイズ
- 3.2MB
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この作品のレビュー
平均 2.7 (4件のレビュー)
-
10人の中にアバドとラトルが選ばれていたので、この2人についてはしっかりと、他の8人についてはパラパラと読んでみた。
生い立ち、指揮者デビュー、その後の活動という流れで、偉人伝のような内容にまとめられ…ている。
指揮した曲やオーケストラについては割と詳しく書かれているが、どのような演奏をしたのかには言及されていない。
歴史上の人物の勉強をしているようで、「その演奏を聴いてみたい」と興味をそそられるような記述がなかったのが残念。
多くの人もそうだろうと思うが、私も物心がついた頃にはカラヤンという指揮者の名前だけは知っていた。
テレビが庶民の家庭にも入り込んだ時代、皆が力道山を見たように、カラヤンの演奏もゴールデンタイムに放送されていたのが日本でカラヤンが有名になった理由らしい。
誰もがカラヤンの演奏を聴くようになると、「カラヤンはあまり好きじゃない」という自称クラシック通が出てきた。
カラヤンだけが指揮者じゃないんだぜ、っていうやつだ。
フルトヴェングラーが凄いとか言われても、知らない人なので「そう?」としか答えようがない。
トスカニーニとかワルターも名前を覚えただけ。
社会人になって、クラシックに興味が湧いてくると、過去の巨匠?よりも現実に活躍中のバーンスタインや小澤征爾の演奏を聴きたいと思うようになる。
聴いてみると、とても良い。おそらくは録音技術や再生するオーディオ機器の性能が著しく向上してきたせいだ。
音が悪いフルトヴェングラーやワルターなどは聴く気にならなかった。
今でもそうだが、私にとっては何より美しい楽器の音色が重要なポイントなのだ。
クラシック評論家じゃないので、フルトヴェングラーの演奏を無理して聴いて指揮者としての偉大さを知ろうなどとは思わない。
カラヤンもバーンスタインもアバドも亡くなった今現在、第一線で活躍している新進気鋭の指揮者を知らない。
これからのクラシック鑑賞の楽しみを増やすために、最近は今まで知らなかった指揮者の演奏を聴くようになった。
・テオドール・クルレンツィス
・ヴラディーミル・ユロフスキー
・アンドレア・バッティストーニ
・グスターボ・ドゥダメル
の4人は、最近聴いていいと思った指揮者だ。
特にドゥダメルは、“今まで遭遇した中で、もっとも驚くべき才能を持つ指揮者だ”とサイモン・ラトルが評しているので要チェックだ。
他には、
・アンドリス・ネルソンス
・フィリップ・ジョルダン
・キリル・ペトレンコ
を聴いてみたいと思っている。
#この本の感想ではなくなっちゃいました。続きを読む投稿日:2021.12.12
トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラー、ミュンシュ、ムラビンスキー、カラヤン、バースタイン、アバド、小澤征爾、ラトル
投稿日:2023.07.14
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